外観デザインがメインであるデザイナーズモデルだが、それ以外にもトード・ボーンチェのデザインがそこかしこに使われている。まず気づくのは、PCを開いたパームレスト部分とタッチパッド部分へのプリントだ。それに、外箱や付属マニュアルもデザインが統一されている。また、試用機にはついていなかったが、製品版にはトータルコーディネートできるソフトケースも付属する。
また、壁紙やアイコンもオリジナルデザインのものが付属する。こちらは白系で統一したものではなく、ピンクや赤を使った女性向けを意識したものから、男性でも使えそうなグレー系、紺系、中間色の水色やグリーンを基調としたもの、ちょっとゴシック風な黒ベースのものなど多彩に用意されている。外観がシンプルな白ベースなだけに、壁紙で利用中の雰囲気は大きく変化しそうだ。
また日本HPでは、「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」スペシャルサイトとして、「Hello, Pretty Little Loves!」を公開しているので、ぜひご覧いただきたい。製品本体とデザインが統一されているのはもちろん、先に挙げた壁紙以外のデザインのものが数多く無償配布されている。製品紹介も掲載されているので、この記事と合わせチェックすると良いだろう。
「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」スペシャルサイト「Hello, Pretty Little Loves!」は一見の価値あり。非常に美しい壁紙も多数配布されている |
なお、価格は未定だが、デザインを統一したワイヤレスマウスが11月中の販売予定となっている。HP Mini 110 by Studio Tord Boontjeの購入を考えている方は、こちらも検討してほしいところだ。
軽快な動作でバッテリ駆動時間も十分
ここで性能の目安として「PCMark05」と「3DMark06」によるベンチマークテストを実施した。ミニノートとして平均的なスコアといえるが、PCMark05の「HDD」項目で4771を記録しているのは立派。HDDのアクセススピードは日々の使い勝手に大きく影響する部分であり、実際に使ってみた印象も軽快だった。
■PCMark05ベンチマーク | |
1546 | |
1550 | |
2454 | |
558 | |
4771 |
■3DMark06ベンチマーク | |
72 | |
33 | |
N/A | |
502 |
電源設定から「バッテリの最大利用」を選び、高パフォーマンスモードでFFBench(Low)をループさせた際のバッテリ持続時間は2時間4分18秒となった。一般的な使い方であれば標準の3セルバッテリでも十分だとは思うが、気になるようであればオプションの6セルバッテリを購入しておくと良いだろう。