サイコムから、Intelの最新CPU「Core i5-750」「Core i7-860」「Core i7-870」が選択可能なBTOパソコン「G-Master Lance」が発売された。サイコムのゲームPCブランドの最新モデルで、3つの大型ファンを搭載した「VL10001W2Z ElementG」(Thermaltake製)を標準ケースに採用した製品だ。
今回CPUをIntel Core i7-860(2.8GHz)にカスタマイズした「G-Master Lance Intel Corei7 860」をお借りしたので、その使用感をお伝えする。試用機の主な構成は下記の表を参照してほしい。
主な仕様 [CPU] Intel Core i7-860(2.8GHz) [チップセット] Intel P55 Express [メモリ] DDR3-10600 2GB(1GB×2) [HDD] WesternDigital WD6400AAKS(640GB 7200rpm 16MB) [グラフィックス] NVIDIA GeForce GTS 250 512MB [OS]Windows Vista Home Premium SP1 32bit DSP版 [価格] 153,880円(BTO構成による)
G-Master Lanceは、他のサイコム製品と同じく、柔軟性に富んだBTOメニューとコストパフォーマンスが特徴のマシンだ。ハイエンドなゲームユーザーをメインターゲットにおいた製品ではあるが、BTOメニューの選択次第で「必要最小限の構成のリーズナブルなゲームPC」や「3Dゲームをベストな環境で楽しむためのマシン」など、ユーザーの用途に合わせてさまざまなマシンを作成できる。「とりあえずCore i5/i7を搭載したPCが欲しい」といったユーザーにもオススメできる製品だ。
それでは、G-Master LanceのBTOメニューを見ていこう。まずはCPUだが、NehalemベースとなるQuad Core製品「Core i5-750」「Core i7-860」「Core i7-870」から選択できる。Corei5-750を選択し、他のパーツを標準構成で購入した場合の価格は124,800円。Core i7-860の場合は135,800円、Core i7-870の場合は168,800円となる。なお、BTOメニューの選択方法は簡単。同社通販サイトのG-Master Lance購入ページから、各パーツをプルダウンメニューで選択していくだけだ。
CPUを選択したら、他のパーツだ。マザーボードは、Core i5/i7が搭載可能なIntel P55 Expressチップセットを搭載ものが3種類用意されている。標準構成はGIGABYTE製の「GA-P55-UD3R」となっており、このほか、+490円で「P7P55D」(ASUS製)が、+9,220円で「GA-P55-UD5」(GIGABYTE製)が選択できる。マザーボードを複数の種類から選択できるだけでなく、他のパーツの選択肢も非常に豊富。ユーザーニーズに合わせて自由にパーツを選択可能だ。
例えばグラフィックスカードだが、標準構成の「GeForce GTS 250 512MB」(XFX製)から、-13,040円の「カードなし」、-5,280円の「GeForce 9600 GT 省電力版」(Leadtek製)、+43,000円の「GeForce GTX 295」(MSI製)まで、合計16の選択肢が用意されている。
サイコム オンラインストア(リンクはこちら)のG-Master Lanceページから簡単にパーツを選択、購入できる |
なお、すべてのパーツに標準パーツとの価格差が明記されており、パーツ選択後にはページ左の「お支払い金額」がすぐに更新されるので、自分がいくらのマシンを注文しているのかがひと目で分る。加えて、パーツ選択に困ったら、「パーツ詳細」をクリックすれば、選択できるパーツの製品画像とスペックを確認することもできる。こういった"購入者への配慮"がサイコムのBTOパソコンの特徴だ。