音楽・映像関連の話題に入る前に、まず「iPhone」が取り上げられた。2年強の販売台数は約3,000万台。スタートから1年強のApp Storeでは現在75,000以上のアプリが配信されており、ダウンロード数(アッデートを除く)は18億件を突破した。iPhone OS 3.1の発表では、数ある新機能の中からGeniusテクノロジにスポットライトが当てられた。音楽と同様に、ユーザーが利用しているアプリからおすすめのアプリを示してくれる。
続くiTunes 9でも、最初にGeniusテクノロジを用いたGenius Mixが紹介された。これはiTunesライブラリ内の曲から、Geniusが最大12個のミックスを自動作成する機能だ。
iTunes Storeは、よりナビゲートしやすい洗練されたデザインにリニューアルされた。たとえばアルバムのサムネイルの右下に表示される"i"マークをクリックすると、アルバム・ウインドウがポップアップし、アルバム・ページに移動することなくアルバムの中身をチェックできる。また[購入する]ボタンの横に配置された矢印から[この曲を贈る]、[ウイッシュリストに追加]、[Facebookで共有]、[Twitterで共有]などにアクセスできる。ほかにもLPレコード時代のアルバムジャケットやライナーノーツなどの感覚で、歌詞やアーティストの情報、グラフィックスなどを楽しめるiTunes LPが追加された。同様に映画作品でもインタビューやトレーラー、写真などの特典が得られるiTunes Extraが用意されている。