――さて、『大正野球娘。』がゲームになると聞いたとき、どんなゲームになると思いましたか?
今井「正直なところ、"女の子育成ゲーム"かしらって思いました。いわゆる『パワなんちゃら』的なイメージですね(笑)。なので、女の子のパラメータを上げていくようなゲームだと思っていたのですが、よく聞くとアドベンチャーゲームということなので、きっと女の子同士の絆を深めていって……といった感じなんだろうなって。テーマが野球とはいえ、女子の集まりですので、いろいろなことが繰り広げられていって、それをきっと垣間見れるのかなって思いました」
(ここで、ゲームを製作中の野村プロデューサーが登場)
野村プロデューサー「『大正野球娘。~乙女達乃青春日記~』は、基本的なアドベンチャーゲームなのですが、特徴的なところをいえば、いわゆるギャルゲーと呼ばれるタイトルの場合、主人公は男だったりするんですけど、このゲームの場合は、男性キャラクターがメインにはいないので、女の子たちの視点からほかの女の子たちのことを見ているという、マルチな視点のゲームになっています。そのあたりが、ギャルゲーといわれるアドベンチャーゲームとはちがうところだと思います」
――お勧めポイントはどのあたりですか?
野村プロデューサー「『大正野球娘。』というのは、もともと小説があって、アニメができて、そこからゲームという経緯なのですが、小説でもアニメでも描かれていない、サブストーリー的なもの、サイドストーリー的なものがゲームにはたくさん入っています。アニメでもない、小説でもない、そんなゲームオリジナルのところがお勧めのポイントですね」
――原作小説に近いというお話ですが
野村プロデューサー「原作者の神楽坂敦先生に監修をしていただいていまして、原作を知っている方、原作が好きな方ともぶれないように作っています。なので、どんな方でも楽しめるような作品になっていると思います」
――ちなみに、ゲームの主題歌を今井麻美さんが担当すると聞かされた瞬間はどういう印象でしたか?
野村プロデューサー「『やった!』ってガッツポーズですね」
今井「本当ですか」
野村プロデューサー「本当ですよ」
今井「ありがとうございます(笑)」
野村プロデューサー「今井さんには、実は僕が以前手がけた『ケメコデラックス! DS』でもエンディングを担当していただいているんですよ。その流れでまた今井さんに担当していただけて、大変うれしく思いました」