FILEminimizer Officeを使ってみよう

「FILEminimizer Office」 のユーザーインタフェースは直感的で使いやすい。起動すると「メインウィンドウ」が開く(図2)。各機能はメニューバー / ツールバーのアイコン / タスクまたはオプションのいずれからも実行、あるいは設定が可能になる。

図2 メインウインドウ。「タスク」というのはWindows XPのフォルダウインドウの「タスク」と同様の使い方

まず、最適化したいファイルを指定するために「ファイルを開く」を選ぶ(メニューでもアイコンでもタスクでもよい)(図3)。

図3 まず「ファイルを開く」で最適化したいファイルを選ぶ。方法はいろいろある

「開く」となっているが、そのファイルを作成したアプリケーションを起動するのではなく「最適化対象ファイル」リストに登録するという意味だ。一度リストにファイルが登録されると、リスト下のボタンが「ファイルを開く」から「一覧に追加」に変わる(図4)。

図4 最適化したいファイルを選んで「最適化対象ファイル」リストに登録する

追加する別の方法として、次の方法もある。

  • ファイルのアイコンをこのリスト内にドラッグ&ドロップ
  • エクスプローラでアイコンを選択し、アドインメニューを選択
  • PowerPoint / Word / Excelでドキュメントを開き、アドインメニューを選択

選択可能なファイルは、Excel 2007 のマクロ有効テンプレート(拡張子 XLTM)を除くすべてのPowerPoint / Word / Excel 2000~2007 ドキュメント。[Ctrl] または [Shift]キーを押しながら選択すれば、複数のファイルを同時に選択できる。

次に、「出力ファイルの保存先フォルダ」を選ぶ(図5)。元のファイルと同じフォルダでよいなら、そのままでよい。その場合は元のファイルが上書きされて消えてしまわない様に、自動でファイル名に(FILEminimizer)が追加される(図5)。

図5 右端の「...」ボタンで出力ファイルの保存先フォルダを選ぶ

最後に、「ファイルを最適化」を選ぶ(図6)。「最適化対象ファイル」リストにあるファイルがすべて最適化される。進行画面に切り替わり(図7)、完了すると最適化前後のファイルサイズ、圧縮率、節約されたスペースが表示される(図8)。

図6 「ファイルを最適化」で登録したファイルすべてを一気に最適化する

図7 最適化の進行中画面。ここでキャンセルすることもできる

図8 JPEG画像ばかりを多数含んだWord 2007ファイル(.docx)を最適化してみた。4.62MBが2.34MB(圧縮率は49.3%)になった(設定はデフォルト)。最適化後のファイルを見ても画像の劣化は感じられなかった

図9 さらに画像の多いファイルを最適化すると23MBのWordファイル(Word 2000)が6.12MBに。70%を超える圧縮率!

この画面では、「出力ファイル」リスト内のファイルを選択して「ファイルを表示」アイコン(「開く」ではない)を押すと、このファイルを対応するOfficeアプリケーションで開くことができる。また「ファイルをメール送信」ボタンを押すと、このファイルを「最適化と送信」のようにメールに添付することができる。引き続き別のファイルを最適化するには、ツールバーの「戻る」アイコンを押してメインウィンドウに戻ればよい。