本体底面、液晶部
本体底面には、3つのカバーがある。それぞれ、メモリ、HDDとバッテリ(カバーと一体)である。HDDは、緩衝材が付いており、それなりの保護はされているようだ。また、メモリの横には、ドコモ用の無線モデム(後述)がある。なお、SIMカードは、バッテリパックの下にあり、バッテリを外さないと交換できないようになっている。これは、GSM携帯電話でのルールで、SIMカードの交換時には、電源をオフにすることになっているためだ。携帯電話でもほとんどがバッテリを外さないとSIMカードが交換できないようになっているので、特にこの機種だけがへんな場所にSIMカードスロットがあるわけではない。
また、珍しく、この機種には、リセットスイッチがある。底面にある小さな穴から細いピンなどを使って押すようになっている。最近のノートブックでは、電源ボタンの長押しで強制的に電源が切れるようになっているため、リセットスイッチが付いているのは珍しい。
ハードディスクは、見たところ2.5インチのSATAで、デバイスマネージャによれば、シーゲートのST9160310ASである。容量は、500GB、5,400rpmで、SATAは3Gbpsに対応したものだ。緩衝材があり、通常の扱いならば問題はなさそうだ。また、メーカー保証の問題もあるが、交換も不可能ではない。
液晶は、前述のように10インチだが、この機種は、液晶のまわりの額縁が大きめにとってある。このため、キーボードやパームレスト部分に余裕がある。また、液晶の下には、マイク(デジタルアレー方式)と、上部には、Webカメラ(130万画素)が配置されている。
液晶自体の解像度は、1,024×600ドットだが、付属のユーティリティで、デスクトッフの解像度を1,024×768ドットに設定できる。画面をスクロールさせるモードと、縦方向に圧縮表示するモードの2つがある。また、この設定は、いつでも変更できるので、常にオンにしておく必要もない。対症療法的だが、画面が小さく、ダイアログボックスがはみ出してしまい、ボタンが押せないといった問題を心配する必要はない。