音楽以外のさまざまな仕掛け

エコバックやTシャツなど、イベント用オリジナルノベルティも用意される

音楽以外にもさまざまな仕掛けが用意されている。例えば、ユーザーとのコミュニケーションの近道になれば、という考えから昨年誕生したG-SHOCKキャラクター「G-MEN(仮称)」。デザインを手がけたのは、「モダンペット」などこれまでに多くのキャラクターを生み出してきたplay set productsの中野シロウ氏だ。現時点では店頭ディスプレイ用としてのみ活用されているが、2009年はこのキャラクターを使った更なるプロモーションが期待できるようだ。

さらに、「ART」とのつながりも重視。世界中で"タフ"をテーマとしたブランドブックの制作を始めている。テーマは共通だが、つくり方は各都市に任せており、ロンドン版では、アートを学ぶ専門学校生に発表の場を与え、各々が考えるG-SHOCKのタフネスをビジュアル化した作品が並ぶ。

ロンドンで企画されているブランドブック。「日本とは違う"タフ"の解釈が新鮮だった」と上間氏

そのほか、若者の支持を集めるサーフィンやピストバイク、スケートボードなどの第一人者を招いたイベント、iPhoneを利用したコミュニケーションツールなどを検討している。

「イベント限定モデル」も登場か?

"プラスチックでデジタル"という、従来になかったオリジナルジャンルを創り出したG-SHOCK。さまざまなデザインやカラー展開も魅力だが、「5600」「6900」シリーズといった定番モデルでは基本的なデザインを変えずに、センサーや電波ソーラーなどの機能を付与させることで進化してきた。昨年は25周年記念として多数の限定モデルが用意されていたが、今回のイベントにあわせた限定モデルは発売されるのだろうか。

「技術的」そして「デザイン的」なブレイクスルーという2つの要素をもつG-SHOCK。写真はベストセラーモデル「5600」(左)と「6900」シリーズ

結論からいうと、明確な答えを得ることはできなかった。しかし、人気モデルの限定バージョン、そしてローカルのアパレルブランドとのコラボレーションモデルなどのサプライズが隠されていそうだ……。

G-SHOCKワールドツアーは、今年限りではなく、最低でも3年くらいは継続していく予定だという。日本発の世界を巻き込んだ"祭り"が世界中のユーザーや時計業界にどのような衝撃(SHOCK)を与えるのか、今から楽しみでならない。

世界中で同一コンセプトで展開される「SHOCK THE WORLD」特設サイト

なお、今後のイベント情報は、随時スペシャルサイトサイト「SHOCK THE WORLD」にて更新予定となっている。

G-SHOCKワールドツアーの日程は以下のとおり。

「Shock the world tour 2009」国内ツアー日程
4月29日 札幌(プレイベント)
6月19日 岡山
7月10日 名古屋
7月14日 仙台
8月21日 福岡
8月29日 大阪
12月28日 東京
「Shock the world tour 2009」海外ツアー日程
6月11日 ロンドン
6月26日 香港
8月5日 ニューヨーク
8月6日 台北
8月7日 上海
10月13日 パリ
10月29日 バルセロナ
未定 ソウル
メキシコ
シンガポール
11月4日 ベルリン(ファイナル)