続いてはSATA SSD。PhotoFastの3.5型SSD「G-Monster-3.5" SATA SSD」は、容量面にフォーカスしRAIDを構成。1.8型SSDの基板部分を4枚、3.5型のきょう体内に収め、RAID5を構築、信頼性を求める企業ユースに向けた製品とされている。32GB×4の計128GB版、64GB×4の計256GB版が登場する予定であり、企業向けには7月にも販売開始される見込み。

「G-Monster-3.5" SATA SSD」は、写真右下のカード×4枚を3.5インチのガワに入れRAID化した製品。製品左下には「WorkStation Edition」とも書かれている

もうひとつRAID構成のSSDで、Silicon Powerの「T-SATA SSD」。こちらは一般的なRAID BOXにSSD×4枚を収める。RAID BOXには2.5型4段のものや、3.5インチ4段のものを用意するという。PCとの接続インタフェースはRAID BOX側の仕様によりeSATAやUSB 2.0が採用される。搭載SSDは同社N-SATAシリーズで、容量は1TBを予定。なお、RAID BOXのコントローラ部分を取り出し行っていたデモでは、ストライピングで構成し、転送速度はリード233MB/sec、ライト218MB/secを記録していた。PCI ExpressのSSDと比べ、インタフェース部分にボトルネックを抱えているところは否めないが、容量は魅力だろう。

2.5インチ4ベイRAIDBOXを用いた「T-SATA SSD」(モック)

ICY DOCK製の3.5型4ベイRAIDBOXを用いた「T-SATA SSD」

基本的にはRAIDBOX内のRAIDチップによってSSD×4台のRAIDを構築する。むき出し状態でのデモ

デモ(RAID 0)における性能はリード233MB/sec、ライト218MB/sec