iPhoneで持ち歩くBento

ここまで本家デスクトップ版のBento 2についてざっくりと紹介してきたが、Bento 2で何ができるかご理解頂けただろうか? ここからは、本稿のメインとなるBento for iPhoneについて紹介しよう。

Bento for iPhoneは、Bento 2の機能をiPhoneやiPod touchで利用可能にするアプリだ。App Storeから600円でダウンロード購入できる。スタンドアロンでも使えるが、最大のメリットはBento2で作成したデータベースをそのまま持ち歩いて活用できるので、出先でも本格的なデータベースを利用できることだ。もちろんテキストデータだけでなく、画像データも同期できるので、さまざまな用途に活用できる。Bento 2のようなグラフィカルなUIではないが、シンプルにまとめられている。

シンプルにまとめられているBento for iPhoneのホーム画面

ホーム画面の表示はCover Frow風以外も選択できる

Bento for iPhoneを起動すると、まず「Home」画面が立ち上がり、Cover Flow風のデータベース選択画面になる。ここで任意のデータベースを選んでタッチするとデータベースが表示される。たとえばデフォルトで用意される「Address Book」なら、iPhone標準の「連絡先」風の画面でアドレスが表示される。

Address Bookの表示画面。英語版のため、残念ながら日本語のフリガナは認識してくれない

こちらはレコードの詳細画面。レコードタップでそのまま編集作業も可能