よりわかりやすいインタフェース
PerfectDisk 10では、インタフェースも変更が加えられた。前節の図8~10と図11~13をみてもらえば、わかりやすいだろう。中でも、ドライブマップは見やすさが向上している。
図14では、断片化したファイルは、より目立つように表示される。さらに、そこにマウスポインタをフォーカスすると、ポップアップで、「断片化」や「断片化されていません」と表示される。色使いも、PerfectDisk 2008よりもメリハリの効いた配色となっており、わかりやすくなっている。実際にデフラグ中は、より動的に変化をし、デフラグ中のようすが非常にわかりやすくなった。
空き領域の詳細なレポート表示
空き領域レポート機能では、ドライブ内のファイルの割り当て状況や利用状況をグラフで表示する。図15は、ファイルのそれぞれトップ5を表示した結果である。
これで、無駄なファイルや使われていないファイルを見つけ出すこともできる。また、これまで同様に、スペースエクスプローラを使うことでHDDの利用状況をグラフィカルに判断できる。
さて、PerfectDisk 10の新機能を中心にみてきた。実は、筆者はPerfectDisk 2008以来、手放せないツールとなっている。HDDディスク全体のデフラグも便利であるが、PerfectDiskでは、ファイル単位でのデフラグが可能なのである。実は、この機能がかなり便利でよく使っている。地デジの録画などを大量に溜め込んでいくと、フラグメントが進む。再生しようとした際に、なんかスムーズではないなと感じることもある。そんな時は、その動画ファイルのみをデフラグするのである。すると、嘘のようにスムーズに再生されることがある。もちろんHDD全体を最適化するのでもよいのだが、時間がない時などはすばやく1つファイルのみデフラグでき、非常に便利である。まさに「標準にはない機能」といえよう。ネットジャパンでは、体験版も提供している。興味を持たれたならば、試してみるのもよいであろう。