比較環境

先月のレビューで比較したときは、IONのリファレンス機のみ、フォームファクタ(Pico-ITX)、電源(ACアダプタ)、HDD(2.5インチ)、メモリ(DDR3)などが異なっていた。今回、これらの条件は全て揃っているので、改めてパフォーマンスや消費電力を計測して比較したい。なお参考までに、IONリファレンス機のデータもグラフ上にはそのまま残しておく。

比較対象は今回も、Atomマザーボードでは定番の「D945GCLF」と「D945GCLF2」、VIAのNanoプロセッサを搭載したEPIA SN試作機とした。比較機のデータについては、前回のものをそのまま流用しており、新たに計測はしていない。

■比較環境
マザーボード IONITX-B-E D945GCLF D945GCLF2 EPIA SN(試作機)
CPU Atom 230 Atom 330 Nano L2100
動作クロック 1.6GHz 1.8GHz
チップセット ION 945GC+ICH7 CN896+VT8251
内蔵GPU ION GMA 950 Chrome9 HC
メモリ DDR2-800 1GB
HDD 3.5インチSATA 500GB
OS Windows Vista Ultimate

SiSoftware Sandra XII

まずはSandraの結果。CPUテストでは、当たり前ながら、同じCPUを使用している3機(ZOTACのIONITX、NVIDIAのIONリファレンス機、IntelのD945GCLF)が同じ傾向となった。

SandraのCPUテスト

前回は掲載しなかったが、メモリ帯域のテスト結果が次のグラフだ。DDR3-1066を使用したIONリファレンス機(本来はDDR3-1333なのだが、容量を1GBで揃えるためにDDR3-1066に換装した)には及ばないものの、それに次ぐスコアとなった。ちなみに使用メモリはDDR2-800だが、Intelプラットフォーム2機での動作はDDR2-533となっている(945GCはDDR2-800に非対応)。

Sandraのメモリテスト