表示設定に関しては、専用のアプリケーション「SHARP液晶パッド設定」で変更が可能だ。ミニノートは液晶サイズが小さく、解像度も一般的なノートPCに比べて低いだけに、それを補う存在として光センサー液晶はかなり有意義だ。
さらに、シャープでは光センサー液晶を利用したアプリケーションを作成するためのSDK(開発ツール)を提供する予定があるほか、追加アプリケーションも公開していくという。今後、独創的なアプリケーションの登場を期待したい。個人的にはメールの着信表示やGoogleカレンダーの表示などがあるとうれしいところだが……。
スタイラスは本体の左側面の収納されている |
光センサー液晶の設定は、専用の「SHARP液晶パッド設定」で変更できる。輝度やセンサーの感度のほか、デザインを変えたり、ホーム画面に別のアプリケーションやURLを登録なども行える |
光センサー液晶の搭載を手放しに喜べない部分もある。ひとつは重量だ。1.46kgとなっており、ネットブックとしては重い部類となっている。
また、バッテリ駆動時間も約3時間とモバイルで使うには少々物足りないところだ。このほか、液晶が常に表示されることになるためパームレスト部分はかなり熱くなる。もちろん、触れられないほどではないが、気になる人もいるだろう。
負荷時の冷却ファンの音もそこそこ大きく、図書館など静かな場所ではちょっと目立つかもしれない。とはいえブラウザなど、CPUに負荷のあまりかからないソフトならば動作音はほとんどしなかった。