市街地からボートで15分ほどの別世界
シュノーケリングやダイビングをはじめとしたマリンスポーツを楽しむのなら、トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園がよいだろう。コタキナバル北西沖に位置し、美しい珊瑚礁に囲まれた5つの島から構成される海洋公園だ。どの島もコタキナバル市内からボートで10~20分ほどで到着する。ボートでの移動は不便に感じるかもしれないが、保護区に指定されているため美しい珊瑚やエメラルドグリーンの海が残されており、それらを一目見れば「来てよかった」と思えるに違いない。まずは、ガヤ島、サピ島、マヌカン島、マムティック島、スルッグ島といった5島の中で最も大きいガヤ島を紹介しよう。
このガヤ島、コタキナバルの中でも最初に人々が住み始めたといわれている。この島の湾に面した場所に宿泊施設「ガヤナ・エコ・リゾート」が開業した。同リゾートは44の水上シャレーから成り、シャレーのベランダからは直接海に入ることができる。ここでは、もちろんダイビングのライセンス取得も可能。ダイビング以外にもシュノーケリング、カヤック、カヌー、ビーチバレーといったアクティビティが用意されている。
大自然の中でのエコ体験
また、施設内には、宿泊客や市民に環境保護の必要性を伝えることを目的とした海洋生物研究センターがある。絶滅危惧種の展示や繁殖を実践しており、マリンスポーツを楽しみながら"エコ"について知ることができるのだ。リゾート内のレストランは、マレー料理がメイン。スパ施設もあるので、遊び疲れた体を癒すのにもってこい。
背後はジャングル、目前には海といったように、360℃大自然に囲まれた同リゾート。思いっきり自然と触れ合いたいという方にはオススメの宿泊スポットだ。
このガヤ島からボートで15分ほどいった場所にあるのが同海洋公園内で2番目に大きい島・マヌカン島だ。こちらも澄み切った海でのスポーツが楽しめ、ビーチでは新鮮な魚貝を使ったバーベキューも用意されている。マヌカン・アイランド・リゾートがあるので、島での宿泊も可能だ。