ミクシィやGREE、日本での今後の展開はどうなる?
さて「Poken Night!!」には、ポーケン総輸入販売代理店であるアコニでビジネス開発マネージャーを務めるロビン・アンドリアネ氏も参加していた。筆者が疑問に思っていたいくつかの質問を訪ねた。
――本場スイスではどのような人たちが使っているのですか
本来は、SNSを頻繁に利用する20代の若者を想定していたのですが、30代や40代の比重もかなり多くなっています。もともとスイスでは名刺交換の風習がないので、まさに自分の情報を交換するツールとして、ビジネスパーソンが使っているケースがかなりあります。
――ポーケンは、相手によって使い分けができると聞いていますがどのように行うのですか
「ノーマルモード」とゴースト情報が表示される「ディスクリートモード」の2つのモードが用意されていて、ポーケンの手のひらをダブルクリックして切り替えを行います。
――現在はmixiやGREEなど日本でメジャーなWebサービスには対応していません。また、ビジネスツールという点も含め、日本で本格的に浸透していくための施策を何かお考えですか?
日本のSNSサービスへの対応については、かなり前向きに検討し進めているところです(時期については未定)。今後のモデルでは、1GBのUSBメモリ機能など付加価値を持たせることも考えていますし、本体へ保存できるデータの上限は最大64人分までとなっていますが、この制限についても無くしていく予定です。あくまで本社の開発チームから聞いているメッセージであり、確定したスケジュールや内容ではないのですが、近夏あたりに(デザインの異なる)ビジネスバージョンのポーケンが出る可能性もあります。
なお、「モード」の切り替えについてだが、本体の手のひらをダブルクリックするごとにグリーン、イエロー、レッドと点滅をし、本来なら5つまでの設定が可能なのだそうだ。だが、この「マルチアイデンティティ」の操作性と機能についてスイスの運営サイドが見直しをかけているため、現在は、機能が停止しているそうだ。アコニからは、再開の予定は現時点では未定との回答を得た。