ベンチマーク環境

さて、前回の反省をふまえた今回のベンチマーク環境を説明しておこう。今回はCPU周りのボトルネックを最少とするため、Intel Core i7を中心とした環境を用意しテストを行った。CPUは「Core i7 920(2.66GHz)」、マザーボードはIntel X58 Expressチップセットの「Intel DX58SO」を組み合わせている。

Intel X58 Express搭載マザーボード「Intel DX58SO」

テストしたグラフィックスカードは、GeForce GTX 295が「ASUSTeK ENGTX295/2DI/1792MD3」、GeForce GTX 285が「GIGABYTE GV-N285-1GH-B」、比較対象としてRadeon HD 4870 X2搭載の「ASUSTeK EAH4870X2 TOP/HTDI/2G」、GeForce GTX 280搭載の「MSI N280GTX-T2D1G」、Radeon HD 4870搭載の「ASUSTeK EAH4870 TOP/HTDI/512M」。ひとつ注意していただきたいのはドライバのバージョン変更だ。前回プレビュー時、GeForce GTX 295に用いたドライバはβ版の「180.87」だったが、製品の販売開始とともに「181.20」が登場している。NVIDIAによれば新バージョンではβ版で発見されたバグフィックスが行われているとのこと。今回はこちらを使用している。

手前がGeForce GTX 295搭載カード「ASUSTeK ENGTX295/2DI/1792MD3」、奥がRadeon HD 4870 X2搭載カード「ASUSTeK EAH4870X2 TOP/HTDI/2G」

手前からGeForce GTX 285搭載カード「GIGABYTE GV-N285-1GH-B」、GeForce GTX 280搭載カード「MSI N280GTX-T2D1G」、Radeon HD 4870搭載カード「ASUSTeK EAH4870 TOP/HTDI/512M」

■主な環境
GPU GeForce GTX 295 Radeon HD 4870 X2 GeForce GTX 285 GeForce GTX 280 Radeon HD 4870
GraphicDriver Forceware 181.20
CPU Core i7 920(2.66GHz)
Motherboard Intel DX58SO
Chipset Intel X58 Express
ChipsetDriver Intel INF 9.1.0.1012
Memory DDR3-1333(1GBx3/9-9-9-24)
HDD WD WD3200AAJS-B4A(320GB/7200rpm/8MB)
OS Windows Vista Ultimete SP1 32bit(E)