Processing について
Processing(プロセッシング)は、2001年にMITメディアラボに在籍していた Casey Reas 氏と Benjamin Fry 氏によって開発されたオープンソースのプロジェクトです。2005年には、アルス・エレクトロニカのゴールデン・ニカ賞(ネットビジョン部門)を受賞しています。
Processing の特徴を挙げると次のようになります。
- プログラムを作ることで手軽に図形や電子アートを描画できる
- 習得が容易で視覚的に面白いのでプログラミング入門用としてもオススメ
- マウスやキーボードなど入力に応じたプログラムも作成可能
簡易な開発ツールと実行環境がセットで配布されているので、ダウンロードしてすぐ利用を始めることができます。
[番外編] JavaScript や Flash からも使える!
また、2008年5月には、JavaScript から利用できる Processing.js も公開されました。こちらはJavaScriptのライブラリで有名な jQuery の作者の John Resig 氏によるものです。 ブラウザの Canvas の機能を利用しているので、ブラウザに余計なプラグインをインストールすることなく利用できます。Processing の簡易版とも言えるものですが、Processing に収録されているサンプルも動かすことができます。なお、標準の Processing で書いたプログラムを、Webブラウザで見るためには、Java プラグインが必要です。Processing.js
ちなみに、これと似たもので、Flash上でProcessingのコードを動かせるものも公開されています。
Processing.jsのサイト
・processingas
・Frocessing