特性3:便利に使うなら、ネット環境の確保は欠かせない

起動画面で「ゲーム(ソリティア)」を選ぶと、オフラインでゲームがプレイできる

これまでに解説したとおり、PCリモーターはオンラインで使うことを前提にしている。オフラインでは、電源を入れてもPC操作が何もできず、唯一プリインストールされたソリティアで時間つぶしすることしかできない。この点が通常のモバイルノートと大きく異なる。

逆にいうと、ネット環境さえ整えれば、不便を感じることなく、Luiの恩恵が十二分に受けられるというわけだ。たとえば、勤務先や通学先の近くにネットカフェがあれば、そこを定番の休憩スポットにすればいい。また、いくつかの公衆無線LANスポットと契約すれば、自宅周辺の鉄道各駅や特定のファストフードショップがLuiの使えるスポットになる。自分の生活圏内でなるべく多くのスポットを作っておくのが、Luiの実用度を上げるコツだ。

新しいネットワーク環境を手に入れたら、PCリモーターに随時登録していくのがよい。最初に各ネット環境のSSIDなどを設定しておけば、2回目以降の接続はパスワード入力のみで行える。登録した複数のネット環境は、優先的に接続する順番も決められる。たとえば、無料と有料の無線LANスポットが検知された場合に、自動で無料側にアクセスするといった設定ができるのだ。

ちなみに、ノートタイプは有線LAN端子も備えているので、LANケーブルが使える自宅やネットカフェなら、無線LANの接続設定なしに使用することもできる。

出荷時のPCリモーターは、毎回手動で接続する設定になっている。自宅を含めて、頻繁に利用するネットワークが決まったら、起動画面にある「設定」メニューから、「接続設定」を選び、自動接続をONにしておこう

同じ「接続設定」画面で、「接続プロファイル設定」のタブをクリックすると、各ネットワークの登録ができる

複数のネットワークを登録したあとに、接続する優先順位を決めておこう