ベンチマーク

グラフ1

グラフ2

まずは3DMark06。グラフ1がアンチエイリアス(AA)無し異方向性フィルタ(AN)無しのOverallで、グラフ2は4xAA/8xAN時のOverallだ。グラフ1では1024×768ドットから1920×1200ドットまでChrome 430 GTがRadeon HD 3450を上回っている。スコアとしては230~100 3DMarksとわずかだが、エントリー向けセグメントではこの差も大きいだろう。ただ、高画質設定を有効にしたグラフ2ではこれが逆転する。計測全解像度でRadeon HD 3450が上を行き、高解像度ではChrome 430 GTが差を詰めるものの逆転には至っていない。

グラフ3

グラフ4

グラフ5

グラフ6

グラフ3・4はそれぞれの画質設定におけるShaderModel 2.0テストを抽出した結果、グラフ5・6はShaderModel3.0/HDRテストを抽出した結果だ。ShaderModel 2.0テストはおよそグラフ1・2と同様で、AA無し・AN無しではChrome 430 GT、有効にするとRadeon HD 3450が優勢だ。だが、ShaderModel3.0/HDRテストはというとどちらの画質設定でもChrome 430 GTが優勢となる。4xAA/8xANのグラフ6では、高解像度でRadeon HD 3450に逆転を許している。

グラフ7

グラフ8

グラフ7・8はFeatureTestのスコアだ。まずグラフ7のFill Rateでは、Single・MultiともにChrome 430 GTがわずかに優勢。メモリ帯域幅の影響が強いテストではあるが、今回比較した2枚のカードはどちらも約400MHzのGDDR2で同等と言って良い。となればシェーダがこの差を生んでいるものと思われる。その他のテストをまとめたグラフ8を見ると、Chrome 430 GTの傾向が良く分かる。Chrome 430 GTが得意とするのはVertex Shader関連のテスト2つ。その他はRadeon HD 3450が優勢である。

続いて3DMark Vantageを計測したかったのだが、Chrome 430 GTで起動するとGraphic Test1 -Jane Nashのロード時点でエラーを起こして停止してしまった。エラーメッセージを見るとディスプレイドライバであるS3DDXがストップしたとのことで、どうやらドライバが安定していないようだ。ただ、DirectX 10のゲームタイトルに関しては動作しているので安心して欲しい。