ゲームテストは、DirectX 9がUnreal Tournament 3とF.E.A.R.、DirectX 10がLOST PLANET EXTREME CONDITIONとCrysisで計測した。
まずグラフ11のUnreal Tournament 3。グラフの線はGeForce 8800 GTS 512とほぼ同様のラインで、やや上を行くのが特徴。Radeon HD 3850では高解像度が弱いのだが、ここが解消されている。なお、CrossFireXの効果は薄いが、1920×1200ドットでは一番のスコアを出している。
グラフ12はF.E.A.R.。オプションは同タイトルの最高であるMaximum、4xAA/16xANを適用した際の結果だ。こちらも先のUnreal Tournament 3と同様、全解像度を通じてGeForce 8800 GTS 512の上をほぼ同じ間隔でラインが引かれる傾向だ。Radeon HD 4850シングルはRadeon HD 3850のCrossFireXに近い数値でもある。
グラフ13はDirectX 10版でのLOST PLANET EXTREME CONDITION。全ての設定をHighに指定し、4xAA/16xANを適用している。さすがにやや荷が重い面はあるが、Radeon HD 4850をCrossFireX構成にすれば1680×1050ドットでもAverage FPSで60FPSを超えてくる。なお、比較的低解像度となる1280×800ドットではわずかにGeForce 8800 GTS 512の方が上だが、ほぼ同じ傾向と見て良いだろう。3DMark06の傾向と同様に高解像度になるに従いわずかにRadeon HD 4850が逆転する。
グラフ14はCrysisのDirectX 10版。ディテールはHighに設定しているが、比較的重いテストであるため高画質オプションはオフで計測している。Crysisも低解像度ではGeForce 8800 GTS 512がRadeon HD 4850の上を行くが、数値的には2FPS程度であり、同等といって差し支えないだろう。1920×1200ドットでは26FPSあたりで収束する。