背面に搭載したカメラは有効画素数約200万画素CMOS。ドイツの著名なレンズメーカーであるSchneider Kreuznach(シュナイダー・クロイツナッハ)公認のレンズを採用している。側面のカメラボタンを押すと静止画撮影モードが起動し、長押しすると動画撮影モードが起動する。横向きに構える仕様で、画面の右に撮影モード切り替えなどのアイコン、左にデジタルズームのスライドバー、下に露出調節のスライドバーが表示される。いちいちサブメニューから呼び出す手間がなく、構図を確認しながら各種設定を行えるのが利点といえよう。直感的に操作でき、使用感としてはコンパクトデジカメに近い。なお、撮影した画像に指やスタイラスペンで文字やイラストなどを描き加えることもできる。動画撮影モードでは、音声のみの録音も可能なので、ICレコーダーとして活用することもできる。
その他の機能としては、音楽プレーヤー、動画プレーヤー、赤外線通信、バーコードリーダー、テレビ電話などをサポート。音楽プレーヤーはAACおよびAAC+(HE-AAC)形式を再生できるプレーヤーに加え、SDオーディオプレーヤーも搭載。着うたフルやMusic & Videoチャンネルにも対応している。
ただし、おサイフケータイ、GPS、ワンセグ、2in1は非対応。FOMAとしてはミドルクラスの仕様といえよう。なお、欧州版にはFMラジオ、Bluetooth通信機能が搭載されているが、日本版では省かれている。