服装はできるだけ重ね着で! カメラのバッテリーは予備を必ず装備
ラップランドの冬は、なんといっても寒い。出発前に現地の月別気温などを参考にして、服装を準備するといいが、サーモスタット機能のついた肌着、ハイネックの厚手のセーターやフリース素材のものを出来る限り重ねて着込むとよい。一番上には、スキーウェアやダウンジャケット(フード付きもの)を着る。その他、スキー用の手袋、帽子(耳まで隠れるもの)、ネックウォーマー、厚手の靴下やタイツは必須。カイロも多めに持っていこう。靴は雪でも滑らない、トレッキングシューズやスノーボード用のブーツがよい。オーロラ鑑賞のために暗い中を歩くことがあるので、懐中電灯も持参しておこう。
また、オーロラをぜひカメラにおさめたい、という人も多いだろう。カメラの性能によってオーロラを撮れるものと撮りにくいものがあるので、よく性能を確認しておこう。手ブレを防ぐための三脚は必須である。また、氷点下10度以下の環境ではバッテリーの消耗は早い。多めに予備を持参して撮影に臨もう。
ラップランドでオーロラが見られなかったとしても、がっかりしてはいけない。実は、最後にもう1回だけチャンスが。午後以降の便でヨーロッパ国内の都市から日本に帰国するのであれば、進行方向に向かって左側の窓側を覗いてみよう。飛行機の中からオーロラに遭遇できる可能性は高いのだ。
ただ、自然現象なので、どんなに努力をしても見られないこともあるということは頭に入れておこう。オーロラが現れなかったとしても、ラップランドの満天の星空と流れ星はこの世のものとは思えないほど美しいのだから悔やむことはないだろうが。