コミックマーケットでの頒布およびびネット通販以外では流通していないため入手は困難であるが、「もえすく」のサイトから体験版をダウンロード可能である(2007年9月末現在バージョン0.13、moesuku013.zip)。体験版と製品版の動作環境はWindows 95 / 98 / Me / 2000 / XPおよびDirectX8.0a以上である。
インストール作業は不要で、ダウンロードしたファイルを解凍し、実行ファイルを起動するだけである。
体験版は全7章で、Windows版Squeakのインストール方法からeToysの基本操作、タイルを並べてオブジェクトへの命令を組み立てる「タイルスクリプティング」機能までを解説している。特にタイル操作が絡む部分ではスクリーンショットを表示したり、アニメーションでタイルの動きを再現したりして理解を助けるようになっている。各章の終わりには簡単なクイズが出題され、全問正解しないと次には進めない。
ウィンドウサイズが640×480ドットと最近のゲームにしては小さめなのは、Squeakを同時に起動し、解説した内容を実践しながら読み進めてもらうための配慮である。
ちなみに、作者は自分で萌え絵や萌え話が書けるわけではないため、「もえすく」制作の際には、作者が学校で教えている生徒にイラストを依頼し、なんとかそれっぽい雰囲気に仕上げているだけである。従って「萌え」のみを期待してゲームを起動するのは間違った使い方であり、あくまでもSqueakの解説ソフトとして使ってもらいたい。
製品版の方は全13章で、説明どおりにSqueak eToysを操作していけば、最終的に自分の手で1つのゲームを作れる内容となっている。