アクセスルートをチェックする
ツインリンクもてぎは水戸と宇都宮の中間にある。東北方面から訪れる場合は必然的にルートも決まるだろうが、東京方面から向かう場合、たくさんのルートがある。迷うところだが、最短はずばり常磐道の「水戸北スマートIC」を使うルートだ。
この「水戸北スマートIC」は実験的に設けられているインターチェンジで、東京方面の出入りのみで、ETCしか使用できない。さらにバイクもダメと、制限は多い。それでもこのインターチェンジを使えば、ほぼ県道51号一本でサーキットまでつながっている。バイクの場合はそのひとつ南の「水戸IC」を使うのが妥当だろう。サーキットへの案内看板も多く、道の分岐も少ないので迷う可能性は低い。少なくとも筑波サーキットへ行くより、かなりラクだ。
東北道からのアクセスも可能だが、宇都宮市を越えなければならないので、そのぶん時間がかかる。逆に常磐道からのアクセスは、途中に何もない。コンビニもほとんどない。"ちょっと何か食べていこう"と思っても空振りする可能性が高い。一気にサーキットまで行ってしまうのが得策だ。
サーキットでおいしいランチ
レース観戦というと、ついハンバーガーやカレーといった食事になりがちだが、今回のmotoGPではユニークな食事が用意されている。今回のレースにも参戦している中野真矢選手おすすめの和食ランチ『中野目玉ランチ』と、玉田誠選手おすすめの中華ランチ『玉やん御膳』だ。
中野目玉ランチは、中野選手が大好きなうどんとお寿司をメインにしたもの。トッピングの煮玉子はトレードマークの目玉をモチーフにしている。ホテルツインリンク離れの和食処「登谷」で提供している。お値段は1,575円。
玉やん御膳は、坦々麺のスペシャルランチ。麺は3種類から選べ、前菜やデザートまで付いた本格派だ。ホテルツインリンクのレストラン「グリーンベイ」で提供される。こちらも値段は1,575円だ。
どちらもmotoGP期間内の特別メニューで、オーダーできるのは9月21日~23日の3日間、11:30~15:00のランチ営業時間のみとなる(ラストオーダー14:30)。ゆっくりランチを取りたいならぜひ。
レース当日、レストランや売店はどこも混雑が予想される。穴場はというと、中央エントランスを出て正面の丘を上がったところにある「ハローウッズ」内の「カフェどんぐり」や、コレクションホール内の「ミュージアムカフェ」だ。特に「カフェどんぐり」は自然に囲まれた環境で、子供連れもゆっくりできるのがいい。
ドゥカティのチャンピオンなるか?
さて、いろいろ情報を並べてきたが、レースそのものの見どころについては、もてぎのホームページや各レースサイトを参考にしてほしい。
今年のmotoGPも終盤となり、ドゥカティの年間チャンピオンが濃厚になってきた。久しぶりの日本メーカー以外のチャンピオンだ。第14戦のポルトガルGPではヤマハに乗るロッシが優勝、ドゥカティに乗るストーナーは3位となり、ランキングポイントは1位のストーナーが287ポイント、2位のロッシが211ポイントとなった。この結果、第15戦のもてぎでは、ストーナーがロッシより前でチェッカーを受ければドゥカティのチャンピオン確定という、非常にわかりやすい状況になった(他に若干条件あり)。ロッシはそれを阻止すべく必死になるはず。熱戦が期待できる。
過去2年、もてぎのmotoGPではドゥカティティが優勝してきた。相性がいいのかもしれない。もしストーナーが優勝すれば文句なくチャンピオンとなる。ドゥカティはイタリアのメーカー。優勝したときの騒ぎ方はちょっとすごいらしい。もしその瞬間に立ち会うことができたら、忘れられないグランプリになるはずだ。
さあ、ツインリンクもてぎに出かけよう。