まずはコレクションホールへ

motoGP開催に併せて、ツインリンクもてぎはたくさんのイベントを用意している。いくつかを紹介しよう。

必ず訪れたいのは「ホンダコレクションホール」だ。motoGP開催中には、ホンダに限らず他メーカーのグランプリマシンを一同に集めた『Welcome Race Fans! 展』が開催されている。ホンダのレーサーは同館3階に常時展示されているが、ヤマハやスズキ、カワサキ、アプリリアなどのマシンが集まるのは異例だという。

また、コレクションホールでは土曜の17:00から「motoGP パフォーマンス・ライディング・テクニック」の著者であるアンディ・イボット氏を招き、同著の監修を担当した宮城光氏とのトークショーが行なわれる。motoGPのライディングテクニックの奥義がテーマということだから、非常にマニアックな話が聞けそうだ。

コレクションホール向かいのP8駐車場では、「デリ×デリ ナイトガーデン」という夜間イベントが行なわれる。映画『Turn8 ~ラグナセカの青い空~』などの上映飲食夜間営業が行なわれる。ステイエリア組はぜひ参加しよう。

ユニークなところでは、motoGP開催記念エコバッグのプレゼントがある。これは「水戸デザインフェス」に入賞したデザインを使用した特製品。配布は日曜の朝、常磐道下り線の友部SAで6:30より、「道の駅 もてぎ」では8:00より、引換券がそれぞれ500枚配布される。その引換券をサーキットの東エントランスに設置される「水戸デザインフェス」ブースに持っていくと、エコバッグに交換してくれる。日曜にサーキットへ向かうなら、ぜひこのバッグを手に入れよう。

また、チーム「スーパーアグリ」からF1レースに参戦している佐藤琢磨氏がもてぎに来場するという情報がある。具体的なイベントは未定だが土曜に登場する予定とのこと。F1ファンはぜひ探してほしい。

そのほか、motoGP開催中のイベントはホームページにも情報がある。イベントニュースのページは、ギリギリまでチェックしたい。

ホンダコレクションホール。もてぎへ行ったらここ寄らないと話にならない

『Welcome Race Fans! 展』はすでに始まっている。これは2006年のスズキGSV-R

ロッシが乗った2006年のヤマハYZR-M1

2階にもアプリリアなど、多くのマシンが展示されている

3階の常設展示場には故・加藤大治郎選手の乗っていたマシンも置かれている

コレクションホールにあるショップ。お土産を買うのに最適

ファンファンラボ。ASIMOを始め、親子で体験できるプログラムが多い

ファンファンラボの展示。歴代ASIMO君が並ぶ姿は壮観

レースの後もゆっくりしたい

レース観戦でいちばん大変なのは、サーキットを出るときかもしれない。何万人もが一斉に退出するわけで、クルマは渋滞が必須。今回は翌月曜が休日なのだから、ゆっくりしてからサーキットを出ればいい。そんな人のためにアフターレースのイベントも用意されている。

GPライダーが走ったばかりのロードコースを、自分のバイクで走行できる「フィナーレパレード」はもてぎの名物イベント。毎回数千台が参加する。motoGP表彰式が終わったら、スーパースピードウェイ(オーバルコース)に集合すればいい。参加は無料だ。

南側の「ダートコース」では、motoGPの決勝レース後に「ダートトラック オールスターレース」が開催される。国内トップレベルのライダーがスペシャルレースを行なうので、本格的なダートレースを見てみたいならぜひ。

ロードコースの西側(西コース)を使って、「MFJレディスロードレース」も開催される。女性ライダーへのロードレース普及を目指し、今年から始まったもので、第一回大会では男性顔負けのバトルが繰り広げられた。今回はエキシビションとして、motoGP本戦後に行なわれる。

レースの翌日は祭日。月曜も時間があるというなら朗報がある。今回のmotoGP後の月曜・火曜は、多くのチームがそのままもてぎに残ってテスト走行を行なうのだが、それが一般に公開されるのだ。レース期間後になるので別途入場料や駐車料は必要になるが、滅多に見られないテスト走行を目にするチャンス。もしかすると来期のマシンも見られるかも!? ちなみに日曜の夜はサーキット内には泊まれないので、あらためて来場する必要がある。

ダートレースが行なわれるダートコース。オーバルの走りは迫力ものだ

レディスレースも行なわれる(写真はイメージ)