"使って快適なノートPC"に必要な要素を1つ挙げろと言われたら何を挙げるだろう? それは人によりCPUパワーだったりきょう体の薄さだったりするワケだが、ボクだったら迷わず「GPUと液晶の解像度! (2つだし)」と答える。最近の売れ筋ノートはCPUパワーはそこそこだが液晶がとにかく狭い。Webサイトを開くと広告スペースだけで最初の画面が埋まる(別にココってハナシじゃない)ような液晶しか備えていないノートで快適な作業なんかできるか!

持ち運びできるWUXGAノートはないのか!?

そうなるとノートPCの選択は自然と高解像度液晶搭載モデルに集中する。フルHD対応のWUXGA(1920×1200ピクセル)液晶搭載ノートPCはそれほど珍しくなくなったが、17インチオーバーの液晶を備えた"デスクノート"的な設計の製品が大半を占める。いくら大画面がいいと言っても運べないノートは場所のムダ。

逆に15インチ程度の液晶を搭載したノートはせいぜいWSXGA+(1680×1050ピクセル)程度と、なんとも半端な液晶しか備えてないことがほとんどだ。

他メーカーでも15インチWUXGAノートは一部流通しているようだが、例えばある製品の場合は発売時期が2年以上前と古く、今となってはスペック的に見劣りがする。

本体スペックと液晶の解像度は譲れない、けど本体はなるべくコンパクトにしたい、延々と世迷言を発し続けるボクを救ってくれたのが今回レビューするレノボ・ジャパン「ThinkPad T61p(以下T61p)」なのだ。

持ち運べるWUXGAノート「ThinkPad T61p」(製品型番 64595BJ)