ここしばらく安値傾向が続いてきたメモリ価格、7月以降若干値上がり傾向にあるものの、旧iMacがリリースされた2007年9月時点と比較すると、圧倒的に安いことは確か。新旧iMacに装着できるPC2-5300(DDR2-667) SO-DIMMのバルク品は、安売りのショップならば1GBタイプが5,000円前後、2GBタイプが1万円前後から入手可能とあって、AppleストアのCTOオプション -- 2GB×1でプラス18,900円、2GB×2でプラス107,100円 -- に頼らず、自力で増設しようというニーズは相当高いと思われる。

メモリの取り付け位置は、旧iMacと同じリンゴマークの下となるが、構造は多少異なる。プラスネジ1本で固定されたカバーを取り外すと、2つのメモリースロットが現れるので、メモリを取り外すときに使うフィルムを下におろしてメモリモジュールを強く押し込めば、増設は完了する。スタンドの下には、メモリを増設するときの手順がイラストで解説されているので、静電気に気をつければビギナー層でも十分に対応可能だろう。むしろ、iMac本体を、液晶面を下にして置くことのほうが難しい(24インチモデルは11.5kg)くらいだ。

メモリの装着はプラスドライバー1本あればOK

メモリを取り外すときに使用するフィルム

切れ込みが左手(FireWireポート側)にくるようにメモリモジュールを押し込む

システムプロファイラで正しく認識されていることを確認

なお、新iMacのサポートページにも、メモリを取り付ける具体的な手順が記されている。搭載可能なメモリモジュールは1GBまたは2GB、パリティありは不可、といった情報も掲載されているため、自力でメモリを増設するときには必ず参照しよう。