基本操作とオブジェクトの作成
Second Lifeの基本操作は、主人公であるアバターの移動と、アバターの視点(カメラ)の移動の2つです。特に、オブジェクトを作成する際には、いろいろな角度でオブジェクトを見ながら作業する必要があるので、この2つの移動はきっちりマスターしておきましょう。
基本的なアバターの移動
- アバターの移動は、カーソルキーの上下左右
- [Shift]+[カーソルキーの左右]で、左右に平行移動
基本的なカメラの移動
- カメラのズームイン・アウトはマウスホイールで行う
- [Alt]+[上下カーソルキー]では、ズームイン・アウトが行える
- [Alt]+[左右カーソルキー]では、カメラの左右移動が行える
- 他の物体を詳しく見たい場合、[Alt]+[左クリック]でフォーカスモード
- [Ctrl]+[Alt]+[左クリック]では、ズームしないで視点だけを移動できる
基本的な動作
カーソルキーでアバターを移動させておいて、マウスの左クリックで、物体に触ることができます。オブジェクトの上で右クリックすると、次の図のパイメニューが出てきて、その場に座ったり、商品を購入したりすることができます。
テレポート
それでは、さっそく何か作ってみようと思うのですが、一般的に街中では好き勝手なものを作れないようになっています。そのため、初めは「Sandbox(砂場)」と呼ばれる場所に移動して、オブジェクトを作ることになります。
Second Lifeの中では、場所の名前か座標が分かっていればテレポート(瞬間移動)することができます。画面下のメニューから「検索」をクリックして「Sandbox」を探してみましょう。検索では、場所だけでなくイベントなども検索できるため、ここでは、[場所]のタブをクリックして検索します。
そして、良さそうな場所を適当に選んで、画面の下にある[テレポート]ボタンをクリックしてその場所に移動することができます。
あるいは、何かしらの方法で行きたい場所の座標が分かっている場合、画面下の[地図]のボタンをクリックして、座標を入力することもできます。
人気の多いSandboxにテレポートすると、実際に何か作っている人に遭遇するかもしれません。そうした何かを作っている人の様子を眺めるのもなかなか楽しいものです。
オブジェクト(プリム)の作成
Sandboxについたら、自由にオブジェクトを作ることができます。Second Life内のオブジェクトは、「プリム」と呼ばれる立体オブジェクトの組み合わせで成り立っています。
プリムを作るには、Sandboxのできるだけ広い場所を選んで、地面を右クリックしてパイメニューを出し「作成」クリックするか、画面下の[建造]ボタンをクリックします。
そして、作成したい形状を選んで、作成したい場所をクリックすると、プリムが作成されます。初期状態では木目の立方体が作成されます。
プリムの加工
作成したプリムはマウス操作によって大きくしたり位置を移動したりすることができます。通常、プリムを選択すると、移動モードになります。クリックすると、赤や緑、紫の矢印が出るのでこれをドラッグすることで移動することができます。それぞれの矢印は、赤がX軸方向、緑がY軸方向、紫がZ軸方向になっています。
そして、プリムを回転させるには、[Ctrl]キーを押しながらクリックすると、球体の矢印がでるので、これをマウスでドラッグします(ドラッグの間も[Ctrl]キーを押し続けます)。
伸ばしたり縮めたりさせるには、[Ctrl+Shift]キーを押しっぱなしにします。拡大縮小するためのポイントが表示されますのでこれをドラッグします。
また、プリムの編集ダイアログの[全表示]ボタンを押すと、座標を数値で入力したり、テクスチャ(画像を平面に貼り付けること)の画像を選んだりできます。
注意点として、Sandboxでは、せっかくオブジェクトを作っても、数時間で消えてしまう仕組みになっています。消えたオブジェクトは作成者に戻される仕組みですが、作った物を放置したままにするのは、他の人の迷惑になりますので、ある程度形ができたら、パイメニューから[Take](持ち去る)をクリックして自分の持ち物にしておきます。持ち去ったオブジェクトは、いつでも、在庫目録から取り出すことができます。