クライアント分野を担当したのは、グラフィックスプロダクト・グループ担当のSVPであるRick Berman氏。2007年上半期を振り返り、好材料として、モバイルやスモールフォームファクタ分野での躍進、Radeon HD 2000ファミリの順調なスタート、AMD Liveの浸透などを挙げた。2008年以降については、Radeon HD 2000アーキテクチャやAMD Liveに加えて、ハイエンドユーザーがプラットフォーム性能をスケーラブルにアップグレードできるCrossFire、モバイルプラットフォームの「Puma」などが成長のカギになるとした。

3GHzのPhenom X4、AMD RD790、Radeon HD 2900XT搭載カード×3によるデモ

2007~2008年のデスクトップ・プラットフォームのロードマップは以下の通りだ。

パフォーマンス・デスクトップ

メインストリーム・デスクトップ

パフォーマンス・デスクトップはCPUに「Phenom」を搭載。一方、メインストリームは2008年にチップセットがHyperTransport 3.0やDirectX 10をサポートするRS700シリーズとなるものの、CPUはAthlon X2。クアッドコアCPUは2009年予定の「Copperhead」からとなる。

モバイル

モバイルは2007年の「Kite Refresh」に続いて、2008年に「Puma」が登場する。Pumaはモバイル向け新型CPU「Griffin」を搭載。チップセットはRS780MとSB700。Direct X10に対応し、PCI ExpressはGen 2で、DVI、HDMI、DPを備える。GPUは55nmプロセスで製造されるM8xシリーズとなる。