今回が初披露となったLeopardの新しいデスクトップは、すっきりとしたデザインだった。Jobs氏によると、Macユーザーの多くが自分で用意した写真をデスクトップピクチャーに利用する傾向が見られるという。従来のデスクトップでは、色合いによってはなじまない写真もあったが、新しいデスクトップのメニューバーは半透明で、「ユーザーのデジタル写真により適応できる」という。またDockも立体的な外観に変更された。

半透明のメニューバーで、ユーザーが用意した写真にも幅広くフィットするLeopardのデスクトップ

立体的になったDock

デスクトップが乱雑になる大きな原因はファイルの散乱だ。フォルダにまとめるという方法もあるが、デスクトップ上にフォルダが増えるし、ファイル内へのアクセスという一手間が増えてしまう。そこで任意のフォルダをDockに格納する「Stacks」という新機能が追加された。DockにStackされたフォルダにカーソルをあわせると、フォルダの中身が展開し、手軽にアクセスできる。従来のMac OS Xでは、ダウンロードされたファイルがデスクトップに置かれるように標準設定されているが、Leopardではダウンロード・ファイルがStackに収められる。

Stacksの中身を表示。びょ~んと伸ばす(左)、またはグリッド表示が可能

ダウンロードしたファイルが収納されるStack

Safariを重ねて、Dockの立体感をアピール