同じメーカーでもコンパクトカメラの絵づくりは一眼レフとは変えてくることが多い。コンパクトではくっきりと鮮やかな色作りが一般的だ。S50cも一眼レフに比べると彩度は高いが、それでも素材重視の色作り、彩度が低めの色作りとなっている。これまで他社のコンパクトカメラを使ってきたユーザーには、地味目に感じるかもしれない。
コンパクトらしい鮮やかな色味が欲しいなら、色味を変更する「ピクチャーカラー」機能で彩度が高い「ビビッドカラー」を選べばいいだろう。そのほか、ピクチャーカラーには、「白黒」「セピア」に加え、白黒を青くした寒色系の「クール」も用意されている。
逆にデジタル一眼レフの中級機以上のモデルを使用していて、コンパクトカメラの派手な色作りに気に入らないユーザーにはオススメできる。レタッチをするばあいもこのままでいいだろう。こういった色を標準設定しているのがいかにもニコンらしい。
空の青さやオブジェの色などは、コンパクトならもっと彩度があってもよいだろう |
海の色や空の青さは地味な色だが、レタッチには向いている |
ピクチャーカラー:標準カラー
高画質(3072★) |
ピクチャーカラー:ビビッドカラー
高画質(3072★) |