韓国のLG電子は1,580万台を出荷し前年同期の1,410万台を上回った。シェアは0.5ポイント低下の6.2%。韓国向けはプレミアム端末やDMB対応端末が好調な反面、輸出はGSM、W-CDMA市場向けが落ち込んでいる。好調な新興市場向けのローエンド端末や、GSM版チョコレートフォン以外に大黒柱となる製品が必要となるだろう。その点では今期は韓国に続き、プレミアム携帯「Shine」がヨーロッパで出荷開始された。発売最初の1カ月で20万台を売り上げており出だしは順調だ。

次期は他の市場にもShineが投入される予定で、韓国外のマーケットではShineと新興市場向けローエンド端末が同社の今後の柱となりそうだ。なおPRADAとのコラボレーション携帯PRADA Phone by LGも登場は近い。数が少ないことが予想されるため売上への寄与は少ないだろうが、同社のブランド力を大きく高める戦略製品となることは間違いないだろう。