作成した文書はメールで送信することができる。ここではGmailのメールアドレスでログインしている場合を説明する。
[印刷]の右にある[メール]をクリックすると、図18のようにメール作成画面が表示される。ここに送信先のアドレス、タイトル、本文を入力して[送信]をクリックすると作成した文書が添付されたメールを送信できる。
作成した文書の形式は[添付ファイル]のドロップダウンメニューにより、Word(doc)、OpenDocument(odt)、PDF、リッチテキスト(rtf)のどれかを選べるようになっているので、送信先の相手が読める形式を選択しよう。図18ではWord形式を選択した。
Gmailにログインして受信メールを開くと、ちゃんと作成した文書が添付されているのがわかる(図19)。もしGmailから他のメールアドレスに転送するよう設定していれば、もちろんそのアドレスにも同様のメールが届く。
添付ファイルのリンク「ダウンロード」をクリックして表示させたのが図20だ。「Googleドキュメントとして開く」をクリックして表示させたのが図21だが、フォント設定の関係なのか、作成画面とは見た目が少し変化している。ただ文字化けなど内容の変化は、この画面の場合は特に発生しなかった。
OpenOfficeやPDFの形式でもメールに添付し、ダウンロード表示させたのが図22と図23だ。OpenOffice(図22)では、文字化けなどは発生していない。ただ、この画面では見えないが、表がページをまたがる場合、罫線がページをまたいでは表示されず、行が分離して表示されてしまった。しかしこれはレイアウトの問題であり、改ページなどで表の位置をずらせば大きな問題とはならない。
ただし、PDF(図23)で表示させた場合は文字化けが生じてしまった。原因はデフォルトのフォント設定(Verdana)にあった。そこで、図4のアイコンですべての文字フォントを「Pゴシック」に変更して送信しなおしたところ、図24のように文字化けが解消された。もしGoogle DocsによってPDF文書を作成しようとするときは、フォント設定に注意する必要がある。