Web上で提供されるサービスらしい機能といえるのが、Webページとして公開したり、作成した文書をブログに投稿したりすることが簡単にできることだろう。Webページ作成ソフトでもこうした機能は実現されているが、Google Docsではボタンを2回クリックするだけで文書を公開できる。文書の変更は自動的に公開ページにも反映されるのでメンテナンスの手間も省ける。ブログの投稿も投稿先を設定したあとは同じだが、投稿したエントリの内容は変更できない。
まず、図13で作成した文書をWebページとして公開する手順を紹介しよう。
画面右上の[公開]タブをクリックすると、図30が表示される。ここで[文書を公開する]と確認メッセージの[OK]をクリックすれば、図31のように表示が切り替わる。これで公開作業は完了だ。あまりにもあっけない。
試しに右側に表示されたURLに、ログインしていないブラウザからアクセスすると、図32のようにちゃんと閲覧できる。図31の「公開停止」をクリックすれば、文書を共有するユーザーでない限り閲覧はできなくなる。
次はブログに投稿してみよう。ブログに投稿する前には、必ず対応するブログのアカウントを取得しておき、それを設定(図33)しておかなくてはならない。対応するブログはBlogger、LiveJournal、WordPressなどだ。それ以外でも、MovableType API、Blogger API、MetaWeblog APIに対応していれば「自前/カスタマーサーバー」で設定可能だ。
ブログの投稿は、図30の[ブログを投稿する]と次の確認メッセージの[OK]をクリックして、図34のように表示されれば投稿完了だ。こちらもやはりあっけない。投稿された文書は、ログインしていないブラウザからも図35のように閲覧できた。図34の[ブログから削除]をクリックすればエントリは削除される。
文書の作成と公開に関しての説明はここまでにして、次は表の作成方法を説明しよう。