トータルパフォーマンスの高さで買い
今やコンパクトデジタルカメラに必須の手ブレ補正機能を備え、光学5倍ズームに3型液晶モニターなど標準よりやや優れたスペックを持つ薄型モデルがサイバーショットT100。これまでのサイバーショットシリーズで食指が動かなかった人もこのモデルなら欲しいという人も少なくないのではないだろうか。突出した機能はないが、スペックや質感などトータルで見た場合には買いといえるクオリティに仕上がっており、おすすめできるといえる。
また、ヘアライン仕上げの金属外装ボディやデザインなども、いかにもソニーらしい作り込みがされている。ソニー製カメラなので当然メディアはメモリースティックDuoだが、メモリースティックDuoもSDメモリーカードほどではないが値下げが進み、ヨドバシカメラで購入しても1GB(300枚程度の撮影が可能)でも4,000円しない。動画などを撮るなら2GBを購入してしまってもいいだろう。ただし、金属ボディの常としてボディをぶつけてエクボキズやひっかきキズをつけてしまうと非常に目立つ。外装をきれいなままに保ちたいならケースなどは必ず購入しておくようにしたい。
幹から咲くサクラを撮影。少々像がゆるいのはよいとして、白っぽい花びらの回りに色が浮いているのが気になる。 |
晴天日陰の花。全体に青みが強くなった。レタッチで少し赤を加えるとバランスが良くなる。 |
公園にて。見事な空のグラデーション。 |
少しコントラストが下がってしまった。これもレタッチでレベルを切り詰めるとメリハリが良くなる。 |
橋の裏側。これだけ晴れているとつぶれやすいが、ちゃんとディテールまで写っている。 |
満開を過ぎたサクラ。サクラの絨毯を敷いたようになる。 |
撮影・レポート: 平雅彦(WINDY Co.)