エクステンデッド
機械としての性能やソフトウェアによる拡張といったエクステンデッドな情報をまとめておく。最近の方向性として押さえておくとよいのではないかと思う。
太陽光発電によるロングバッテリー駆動
ベゼルおよびウォッチフェースパネルなどが太陽光発電パネルおよび透過型太陽光パネルになっているモデルがあり、通常の充電に加えて、太陽光による充電が可能なモデルがある。こうしたモデルはバッテリー駆動時間が長いものが多いが、さらに太陽光発電が加わることで、条件によってはほとんど充電なしで使い続けることが可能なモデルもある。
バッテリー駆動時間の長さはスマートウォッチを選択するうえで重要なポイントだ。スマホに近いモデルは1日、それ以外の一般的なモデルは数日から1週間、太陽光発電併用モデルで数週間、太陽光発電およびタフネス仕様で場合によっては充電なしでずっと使えるという状況が典型的な駆動時間といったところだ。
タッチスクリーン
スマホのようにタッチスクリーンで操作できるスマートウォッチが増えている。スマホの操作に慣れているユーザーにとっては、扱いやすい機能だろう。
しかしながら、タッチスクリーンは次のようにいくつかの点で検討の余地がある機能でもある。
誤動作
誤動作をほとんど起こさないモデルもあるが、水回りで誤動作を起こすことがある。例えば、ウォッチフェースにシャワーが当たるだけでぐるぐると勝手に操作が起こってしまうモデルもあるし、水回りで使うときは専用の設定が必要なモデルもある。
スマートウォッチは常に身につけ続けておくことで効果が期待できるため、水周りで誤動作しやすいタッチスクリーンモデルはその場合困る。
バッテリー消費
バッテリー消費が激しくなる。ボタン操作のみのモデルと比べて消費電力が大きくなり、バッテリー駆動時間が短くなる。
便利で使いやすい機能である反面、浴室での誤動作やバッテリー消費の激しさといった面も抱えている。誤動作に関しては改善が進んでいるが、バッテリーの課題は今のところどうにもならない。タッチスクリーン機能を備えている分だけ、駆動時間は短くなっていると考えるしかない状況だ。
アプリによる機能追加
スマホに近いタイプのスマートウォッチは、アプリをインストールして機能を追加することができる。スマホにアプリをインストールする操作と同じだ。スマホに近くないタイプのスマートウォッチはアプリのインストール機能は用意されていない。サードパーティのウォッチフェースをインストールするといったことはできるものもある。
ランニング、登山、ダイビング、タフネス
スマートウォッチは汎用的に使えるものやヘルスケアを主目的としたものから、ランニングや登山、サイクリング、ダイビング、ゴルフといった特定の用途に特化したものまでさまざまなモデルが存在している。目的がはっきりしているなら、そうしたモデルから選ぶのもロジカルな選択だ。その分野で求められている機能が追加されていたり強化されたりしていて、汎用的なモデルよりも便利に使える。
周辺機器との連動機能
スマートウォッチは周辺機器と連動できるものも多い。例えば、サイクルコンピュータ、ストライドセンサー、ケイデンスセンサー、スピードセンサー、ベルト脱着型心拍センサーなどだ。こうしたデバイスはスマホと連動できるものもあり、どちらと連動するかはどこでデータを収集したいかで変わってくる。ケースバイケースだが、スマートウォッチに連動できることを知っておこう。
食指が動いたら最新モデルを調べてみよう
最近のスマートウォッチで使える特徴的な機能を取り上げた。こんな機能が搭載されているのが現在のスマートウォッチだ。
ただし、上記機能をすべて搭載したモデルというものは存在しない。特定の企業が保有している機能はそのメーカーのデバイスにしか搭載されていないし、さらに、上位機種しにか搭載されていないものも多い。上位機種ほど機能が増え、廉価モデルほど機能が減る。スマートウォッチの性能は価格と関係性が強い。
スマートウォッチの機能や利便性はしばらく使ってみないと体感できないものが多い。しかし、使い続けている人がいるのは間違いなく、一度使い出すと手放せないツールでもあるのだ。興味を持ってもらえたのならぜひ最新のスマートウォッチを調べてもらえればと思う。気に入ったモデルが見つかったのならスマートウォッチを活用したライフをエンジョイしてもらいたい。