新しいPCを買った時、最初にやっておきたいこと

パソコンは仕事にも私事にも欠かせないツールだ。しかし、パソコンは消耗品であり、永遠に使い続けることはできない。どこかのタイミングで買い替える必要がある。

  • Dell XPS 17

    Dell XPS 17

購入したばかりのパソコンは設定の余地がある。パソコンは決して廉価なデバイスではない。せっかくパソコンを新調したのであれば、最初に手入れを行おう。手入れを行うかどうかで、長く快適に使えるかどうかが変わってくる。

『Windows 11 Home』の初回セットアップ

Windows搭載パソコンは最初の起動時にセットアップを行う。「Windows 11 Home」を搭載したパソコンと、「Windwos 11 Pro」を搭載したパソコンで初回セットアップの方法が若干異なる。

「Windows 11 Home」を搭載したパソコンは、初回起動時に次のような手順で初回セットアップを行う。

  1. 国または地域の設定
  2. キーボードレイアウトと入力方式の設定
  3. インターネットに接続
  4. ライセンス契約に合意
  5. パソコンに名前をつける(15文字以内、アルファベット、ハイフン、数字のみ)
  6. 個人用設定か組織設定かを選択
  7. Microsoftアカウントを設定
  8. PINを設定
  9. プライバシー設定の選択

Windows 11 Homeは初回セットアップ時に『インターネット接続』と『Microsoftアカウント』が必要だ。インターネットに接続できる環境でセットアップを行う。セットアップの途中でMicrosoftアカウントを入力するか、そのタイミングで指示に従ってMicrosoftアカウントを作成して利用する必要がある(参考「Windows 11 Specs and System Requirements | Microsoft」「Get connected when setting up your Windows 11 PC」)。

  • Windows 11

    Windows 11

Windows 11 HomeはProよりも廉価だが、使える機能が限定されている。Windows 11を積極的に活用する予定なら、予算が許す中でWindows 11 Proを選ぶのもロジカルな選択だ。

『Windows 11 Pro』の初回セットアップ

「Windows 11 Pro」を搭載したパソコンは、Windows 11 Homeと同じようにMicrosoftアカウントによるセットアップのほか、Microsoftアカウントを使わないで「ローカルアカウント」によるセットアップを行うことができる。

ローカルアカウントを使う初回セットアップは次のとおり。

  1. 国または地域の設定
  2. キーボードレイアウトと入力方式の設定
  3. インターネットに接続(接続しなくてもよい)
  4. ライセンス契約に合意
  5. パソコンに名前をつける(15文字以内、アルファベット、ハイフン、数字のみ)
  6. 個人用設定か組織設定かを選択
  7. ローカルアカウントを設定
  8. PINを設定
  9. プライバシー設定の選択

ローカルアカウントの選択はわかりにくい。Microsoftアカウントの入力を求められた段階で、「サインインオプション」→「オフラインアカウント」→「今はスキップ」→「ユーザ名」→「パスワード」→「セキュリティの質問」のように選択することでローカルアカウントをセットアップする。

Microsoftは「Microsoftアカウント」でWindows 11を使うことを望んでいる。さらに、Microsoftは将来のWindows 11 ProでMicrosoftアカウントの使用を必須にする意思を示しており、いずれMicrosoftアカウントを使ったセットアップしかできなくなる可能性がある(参考「Windows 11 Proも初期セットアップ時にMicrosoftアカウント必須へ? | TECH+」)。

  • 設定アプリケーション:「時刻と言語」→「言語と地域」→「Microsoft IME」→「キーとタッチのカスタマイズ」→「各キー/キーの組み合わせに好みの機能を割り当てます」→「オン」→「Ctrl + Space」→「IME-オン/オフ」

    設定アプリケーション:「時刻と言語」→「言語と地域」→「Microsoft IME」→「キーとタッチのカスタマイズ」→「各キー/キーの組み合わせに好みの機能を割り当てます」→「オン」→「Ctrl + Space」→「IME-オン/オフ」

英語配列のキーボードを使う場合は、「Ctrl」+「Space」でMicrosoft IMEのON/OFF切り替えができるように設定しておく。設定アプリケーションを起動し、「時刻と言語」→「言語と地域」→「Microsoft IME」→「キーとタッチのカスタマイズ」→「各キー/キーの組み合わせに好みの機能を割り当てます」→「オン」→「Ctrl + Space」→「IME-オン/オフ」に設定する(参考「英語キーボードを日本語環境で使いこなすために必須の設定とは? | TECH+」)