高い機密性を持ち、使いやすさを実現したAOSデータルーム
次いで、紹介・デモが行われたのが、AOSデータルームである。データルームは正式には、仮想データルーム(VDR)と呼ばれ、歴史のあるものだ。高い機密性、ユーザー操作などの完全履歴、柔軟な可用性などが必要とされる。主な用途であるが、図26のような事例がある。
デューデリジェンスというちょっと耳慣れない言葉があるが、M&Aや不動産投資などで、事前に買収先の資産や企業価値を調査することである。このような調査では、複数の担当者関わることが多い。また、多くの情報が機密扱いになるものである。これらの情報をいかに適切に保管・共有することがVDRの目的の1つである。今後の市場規模であるが、図27のように、拡大が予想されている。
国内でも、毎年20%近い成長が見込まれている。そういった外部環境などの解説の後、実際にAOSデータルームのデモが行われた。
ドラッグ&ドロップで、簡単に操作ができることが示された。弁護士などのように、ITやPCにそれほど詳しくないユーザーが使うことが多い。そんなユーザーにも簡単に扱えることを目標としている。