次は「生成と伝達」である。自動車向けとしてはITSに関するソリューション(Photo15)、それとR-CARシリーズで投入されつつあるOTA(Over The Air)の機能(Photo16)を紹介。
一方産業向けとしては、R-INエンジンによるOS処理の高速化を改めてアピールした(Photo17)。またこれを搭載した「RZ/T1」はCortex-Rシリーズの高い割り込み性能とTCMの組み合わせで例外処理を安定して実行できるほか、さまざまなエンコーダに対応することを紹介した(Photo18)。
Photo17:このR-INエンジンは、昨年のDevConではピンポン玉を浮かせる処理のデモでおなじみのもの。今回展示ではニューバージョンが登場した |
Photo18:こちらは2014年11月に発表されたもの。Cortex-R4FにTCMを搭載したもの。会場でも「ネギ」でその実力を披露した |
こうしたハイエンドFA向け製品だけでなく、5月8日に発表されたばかりの「RL78/G1D」(Photo19)はスライドを4枚も費やして詳細に説明するなど、広範なIoT向けの分野への対応の用意が出来た事のアナウンスも抜かりが無い。さらにはセキュリティに関する明確なソリューションの説明をこうした場では初めて行ったかと思う(Photo20)。