ペットロボット「プーチ」と「夢ねこ」を復活させたセガトイズ
タカラトミー以外にもう1社、明確なロボットトイの新製品を出展していたのがセガトイズだ。まずはブース入口で大プッシュしていた「ハートエナジー プーチ」。Nintendo 3DSソフトと連動するイヌ型のコミュニケーションペットロボットで、7月31日発売予定。定価は5,980円。
「プーチ」とはもともと、ソニーの「AIBO」ブームの影響下でセガトイズが2000年に発売したイヌ型ロボペットの名称だ。世界で1200万台を売り上げる大ヒットとなり、続けてネコ型の「ミャーチ」、トリ型の「チャピーチ」なども登場。「ココロボ」シリーズとして展開されていた。今回は10年以上を経てのブランド復活ということになる。
「ハートエナジー プーチ」の製品自体は米アクティビジョンが2011年にNintendo DS用カートリッジとセットで販売した「Wappy Dog」がベース。以前のおもちゃショーにも参考出展され、その際はiOS用アプリと連携させる予定となっていたが、マーケティングの結果、やはり子供向けにターゲットをしぼって3DS対応にしたとか。ただし、ソフトはカートリッジ同梱でなくダウンロードによって供給される形となった。またアクティビジョン版は本体カラーが「キュートブルー」のみだったが、セガトイズ版には「プリティピンク」も追加された。日本おもちゃ大賞2014では、コミュニケーション・トイ部門の優秀賞を受賞している。
ズラリと並んだ「ハートエナジー プーチ」 |
「ハートエナジー プーチ」のデモ |
もうひとつ復活したペットロボットが「夢ねこ セレブ」。2002年にスタートした「夢のペット」シリーズのメイン商品として、改良を重ねつつ様々なバリエーションが販売されてきた「夢ねこ」だが、2011年に販売休止に。しかし復活希望のリクエストが相次ぎ、3年ぶりの新モデル発売に至った。基本的な外観や機構は以前と変わらないが "セレブ" の名にふさわしく、やわらかな毛並で触り心地がよくなり、部品の変更により動作音が静かになるなど、さらなる改良が施されていると言う。
「夢ねこ セレブ」の動作 |