直感的なセレクトに人間らしさが見え隠れ
プログラマの小原暢さん。デスクの手前に置いたMacBook Airと、奥に置いたディスプレイの2画面で作業をしている。キーボードはMac本体のものだが、マウスはロジクール製のワイヤレスマウス「Marathon Mouse」を使っている。多ボタン式が便利で、使い慣れているものだという。他にはケーブル、コネクタ類程度で、デスクのモノは少ない。そんな中で異彩を放っていたのが、木で出来たデッサン用の手のモデル。指には大量の輪ゴムが握られている。
これは、もともとケーブル類を束ねるために用意したものだそうだが、現在はお弁当を食べたあとに出る輪ゴムを掛けるフックとして使われているとのことだ。それにしても、なぜこれを置いているのか? 尋ねてみると、「デスク上が硬い感じなので、何か木のパーツが欲しかった」という。木の質感や人間的なフォルムが柔らかな空気を醸しつつも、絶妙なシュールさが目を引くアイテムだ。
理想の城に住まうデザイン王子
橋本和宏さんは、アプリのUI設計などを担当するデザイナー。デスクはMacBook AirとiMac、iPadの3画面で囲まれている。スタンドに立てたiPadの画面には、ダッシュボード系やSNS系などのアプリが。情報収集は常に怠らない。
ペンタブレットはワコムの「Intuos4」を使っていて、体の正面に来るように配置。その手前にApple純正のキーボードとマウスを置いている。マウスに関して、本当は同社のトラックパッドを普段使っているものの、不調のためピンチヒッターを動員して使っている状態ということだった。
そして、デザインの作業においては、メモやスケッチを活用するという橋本さん。今回取材した中で"紙もの"がデスク上に広げられていたのは橋本さんだけだった。
手首にはちょうど取材の前日に手に入れたばかりというJawbone UPが。仕事用のアイテムではないそうだが、興味を持ったらすぐ自分で試してみるのがクリエイターというものだ。