iAdが出来上がったら、SafariかiOSシミュレータでのプレビューをおこなってみよう。ExportメニューまたはiAd Producer画面左下部の"Simulate"アイコンをクリックしてプレビューを起動する。Cmd-Enterといったショートカットキーも用意されており、キーボードからのスピーディな作業も可能だ。

画面左下の"Simulate"をクリックしてiOSシミュレータでプレビューをおこなう

iOSシミュレータが起動し、バナーからのiAd一連動作が確認できる

HTML/CSS/JavaScriptのコーディングなしで、iAdをウィザード形式で簡単に作成できるiAd Producer。簡単に作成できる=かゆいところには手が届かない、ということもなく、オブジェクトイベントの設定やデバッガ、そしてドキュメント/チュートリアルがたいへん充実している印象を受けた。iAdをはじめて作成するデザイナから、凝ったiAdを作ってみたいデベロッパまで、幅広いニーズに対応できそうだ。iAdはまだ比較的あたらしい産業。これからiAdにチャレンジする方は、まずはこのiAd ProducerとチュートリアルでiAdがどのようなものかをじっくりと研究されてみることをオススメする。