Appleは2010年12月20日(米国時間)、iAd Producerをリリースした。iAd ProducerはiOS 4以降に用意されているリッチ広告配信システム「iAd」を簡単に作成するためのフレームワーク。iAdはHTML5+CSS3+JavaScriptをベースに構成されている。iAd Producerでは、これらiAdを簡単に作成するために、ページ遷移やテンプレートをふんだんに用意し、デザイナやプログラマがより簡単にiAd広告を構築できるようになっている(マイコミジャーナルでのニュース記事「Apple、HTML5+CSS3のビジュアル広告制作ツール「iAd Producer」をリリース」)。

iAd Producerの動作イメージ - iAd Producerより抜粋

iAd Producerを使用するには、あらかじめiOS Developer Programに参加している必要がある(個人の場合、年間99ドル)。iOS Dev Centerにログイン後、iAd Producerをダウンロード、インストールして使用開始だ。本稿ではこのiAd Producerの使い方を簡単に紹介しよう。

iAd Producerの動作要件と、ここでの動作環境は次のとおり。

動作要件

  • Mac OS X 10.6.5以降
  • iOS SDK 4.0以降
  • Safari 5以降
  • ディスプレイ解像度が1366×768以上

動作環境

  • OS: Mac OS X 10.6.5
  • iOS SDK: 4.2
  • iOSシミュレータ: 4.2
  • Safari: 5.0.3