キャラクターものが多数見られたタカラトミー
2007年11月に世界最小(当時)の2足歩行ロボット「Omnibot 17μ i-SOBOT」を発売したタカラトミー。『Omnibot Fan Book』の編著者としては、今回こそ開発中と噂のあったi-SOBOTの後継シリーズ発表を!と期待していたものの、残念ながらまたもそれは叶わず……であったが、以下、ロボットトイ的なアイテムを紹介していこう。
「トイストーリー アルティメット バズ・ライトイヤー」
玩具オリジナルでなく版権モノになってしまうが、今回もっとも本格的なロボットトイは、2010年6月に発売され、日本おもちゃ大賞2010 キャラクター・トイ部門の優秀賞を受賞した「トイストーリー アルティメット バズ・ライトイヤー」だろう。
『WALL-E』のトイシリーズも手がけたカナダTHINKWAY TOYSのOEMで、さすが税込定価3万9,900円と高価なだけあって搭載されたギミックはスゴイ。全高約40cmのボディに7つのモーターを搭載し、すり足ながら2足歩行で前進後退。頭や腕、目や口も動く。付属の赤外線リモコンでの操作に加え、ボイスコマンドコントロールにも対応する。さらに、腕や足を動かしながらリモコンの「プログラム」ボタンを押すことで一連のアクションを記憶させること(教示!)ができ、自動再生も可能となっている。
ミッキーマウス ロボット研究所
ディズニー関連製品のコーナーには「ミッキーマウス ロボット研究所」という一角があり、「もしもミッキーがロボットをつくったら」と題して2足歩行ホビーロボットの実演とイメージモデルの展示が行なわれていた。タカラトミーでは合併以前から「マイクロペット ROBO-D」版ミッキーや、空山基氏デザインのダイキャスト製アクションフィギュア「Dhyp FUTURE MICKEY」(注:リンク先はPDF)、トランスフォーマー ディズニー・ピクサーレーベルの「ミッキーマウストレーラー」など、ロボナイズされたミッキーの製品は時々リリースされてきたが、ついに2足歩行ロボミッキー開発計画が始動か!? と思いきや、今回はあくまでコンセプト展示であり、実際に開発が進行中という訳ではなかったようだ。
「バンクマン」&「クロックマン」
2009年、ABO式の血液型別4種が発売され、初回生産分約5万台を3カ月で完売するヒットとなったおしゃべり時計「クロックマン」。その発展型として登場したのがおしゃべり貯金箱「バンクマン」だ。「コツコツ貯める100円玉専用 草食系」と「がっちり貯める500円玉専用 肉食系」の2種類。税込定価5,775円で2010年11月発売予定。
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一方、元祖「クロックマン」にも新作「こどもクロックマン 上方 関西育ちやねん」が登場。男の子の声で関西弁をしゃべり、顔はソース色、頭のボタンもマヨネーズ型のコテコテ仕様になっており、税込定価4,494円、2010年8月5日に発売された。