『レッツゴー! 若大将』(1967)

東宝 & 加山雄三が繰り出す「若大将シリーズ」。本作「レッツゴー! 若大将」では、若大将こと、加山雄三が日本サッカー界のエース役として登場し香港遠征にまで行ってしまう、若大将シリーズ9作目。しかしながら、フットボールのシーンに期待してはいけない。ということでここは挿入歌に使われている『旅人よ』等の加山雄三サウンドを堪能すべき。なお、若大将シリーズに欠かせない本作のマドンナ役は星由里子。



『チャンピオン鷹』(1983)

数年前に話題となった映画『少林サッカー』(2001)より遡ること約20年。香港のド田舎から都会へとやってきた青年がスタープレイヤーを目指す、ユン・ピョウ主演によるカンフー・フットボール映画の先駆け的作品。VFXやCGは一切ナシ、恐らく何百回もテイクを重ねて成功したであろうテクニックの数々は、間違いなく一見の価値あり。当時の香港映画にありがちなキテレツストーリーも、ジャッキー・チェン的極上エンターテインメントとしての魅力に満ちあふれていて、観賞後はなぜだかテクニックが上達した気分になること請け合い。



『炎のストライカー』(1986)

『ベストキッド』(1984)サッカー版とでも言うべき娯楽系フットボール映画。監督はリック・キング。神様と崇められる伝説の選手"サントス"役としてペレが出演。"サントス"って……、と突っ込みたくなるが内容も突っ込みどころ満載。サントスの秘技「オーバーヘッド」を伝授してもらったアメリカの2軍選手が、全国優勝を果たすサクセスストーリーだが、その試合でなんと……。あとは見てのお楽しみ。



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