Microsoft Ajax MinifierでJavaScriptを縮小化しよう
Ajax Minifierは、JavaScriptだけではなくCSSの縮小化も可能です。サンプルを見てみましょう。
スタイルシートのサンプル(style.css)
/*スタイルシートの指定*/
body {
color: #444444;
}
h1 {
font-size: 130%;
letter-spacing: 1px;
}
上記のスタイルシートを縮小してみましょう。
CSSを縮小するAjaxMinコマンド
ajaxmin.exe style.css -out style.min.css
ajaxmin.exeを実行すると、不要なスペースやコメントが削除されることが分かります。
出力されたスタイルシート(style.min.css)
body{color:#444}h1{font-size:130%;letter-spacing:1px}
CSS固有のオプションは下表の通りです。
CSSのオプション
オプション | 設定値(先頭が初期値) | 説明 |
---|---|---|
comments | none/all/hacks | コメントを残すかどうかの設定 |
colors | strict/hex/major | 色の名前をどのように取り扱うかの設定 |
なお、AjaxMin.exeの説明書きによると、-JSや-CSSというオプションも指定することになっていますが、-xmlオプションを使用しない場合はこれらを指定しなくても特に問題はありませんでした。また、以前のバージョン1.1ではハイパークランチと呼ばれるオプションがありましたが、4.0からはオプションが細分化されたためかヘルプから除外されています。
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以上、本稿ではMicrosoft Ajax Minifierについて紹介しました。同様の機能を持つYUI CompressorとGoogle Closureの紹介記事やサイズ比較記事も公開されています(前バージョンのAjax Minifier1.1との比較)。興味ある方はご覧になってはいかがでしょうか。
また、MsBuildを使ったVS統合やajaxmin.dllに関心がある方は、.NET Framework 4 技術資料一覧の「ASP.NET AJAX(PDF資料)」を参考にするとよいでしょう。