Microsoft Ajax MinifierでJavaScriptを縮小化しよう -

AjaxMin.exeの基本構文

AjaxMin.exeの基本構文は次の通りです。

AjaxMin.exeの基本構文

ajaxmin.exe [オプション] [入力ファイル(複数可)] -out [出力ファイル]

入力ファイルを複数指定した場合、1つの出力ファイルにまとめられます。もし、入力ファイルと出力ファイルを別々に複数指定したい場合は、次のようなXMLを用意できます。

複数ファイルを設定する場合のXML(setting.xml)

<root>
<output path="sample.min.js">
    <input path="sample.js"/>
</output>
<output path="sample2.min.js">
    <input path="sample2.js"/>
</output>
</root>

XMLを読み込ませる場合、-xmlオプションと出力先フォルダを指定します。

XMLを読み込む場合のコード(JavaScriptのため-JSを付与)

ajaxmin.exe -JS -xml setting.xml -out C:\js\out

他のオプション

Ajax Minifierでは、他にも様々なオプションを指定できます。例えば以下のように指定すると、Shift-JIS形式で出力ファイルを上書きし、分析結果を画面に表示します。

オプションを複数指定する場合

ajaxmin.exe -enc:out Shift_JIS -clobber -analyze -silent sample.js -out sample.min.js

オプションの一覧を下表に整理します。このオプションはJavaScriptとCSSで共通です。

JavaScriptとCSSの共通オプション

オプション 設定値(先頭が初期値) 説明
analyze - 解析内容を表示
clobber false/true 出力ファイルを上書きするかの指定
echo - 変換結果を画面に出力(prettyと排他)
enc:in UTF-8 入力ファイルのエンコーディング
enc:out ASCII 出力ファイルのエンコーディング
help - ヘルプメッセージを表示
pretty 4 指定したタブ数による改行レイアウトで出力
res - リソースファイルを指定(多言語対応)
silent - 不要なメッセージを表示しないサイレントモード
term - ファイル最後の区切り文字を非出力
warn - メッセージを表示する警告レベル

対象ファイルがJavaScriptの場合、次のオプションも設定できます。

JavaScriptのオプション

オプション 設定値(先頭が初期値) 説明
debug false/true デバッグ用のコードを残すかどうかの指定
evals ignore/immediate/safeall evalの取り扱い指定
fnames onlyref/lock/keep 関数名の取り扱い指定
global - グローバル変数の指定
inline true/false HTMLインラインスクリプトの取り扱い指定
literals keep/combine リテラルの取り扱い指定
mac true/false Mac Safariに対応した出力をするかの指定
new collapse/keep コンストラクタの省略設定
rename all/localization/none ローカル関数内の変数名を変更するかの指定
unused remove/keep 使われていないコードを削除するか指定