仮想環境とMicrosoft Online Services
スケジュールやタスク管理なども含めて活用するとなると、POPではなくOutlook 2007やEntourageを使いたい。そうなると「Microsoft Online Services サインイン」が提供されているOSを使う必要がある。そうした場合には仮想環境を使うという割り切りをするのも一つの方法だ。
たとえば開発にUbuntuを使っているといったようなケースであれば、VirtualBoxにWindowsを導入して、そこからMicrosoft Online Servicesへアクセスする。Microsoft Online Servicesの性能をフルに発揮するにはやはりWindowsプラットフォームを使った方がいい。個別対応やゲートウェイソフトウェアを導入するというのもひとつの方法ではあるが、Windowsそのものを仮想環境にインストールして利用するというのも選択肢として考えておきたい。
Microsoft Online Servicesの使用とドキュメント
管理者は管理センターからさまざまなドキュメントにアクセスできる。管理センターにアクセスできないユーザであってもTechNetにドキュメントがまとまっているため、ここを調べることで大抵のことはわかる。例えば次の2つのURLから、関連するほどんとの説明をチェックできる。
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- Business Productivity Online (テクニカルドキュメント / Online Services)
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以上、今回は、弊社のように多様なOSを利用するユーザーを意識し、その対応状況を確かめた。私用PCにMacを使っているようなユーザーも、Exchange Onlineであれば十分利用できることがわかった。これであれば、導入後にユーザーから苦情を受けるケースも大きく減らせる。導入に際してのネガティブな要素は払拭できるはずだ。
次回はWindows PhoneやiPhoneなどのスマートフォンからMicrosoft Online Servicesを活用する方法を中心に試していきたい。