POP設定の有効化とMicrosoft Online Services

メールアプリケーションは好みがでやすいアプリケーションのひとつ。会社としてMicrosoft Online Servicesを導入したとしても、これまで使ってきたメールアプリケーションは使いつづけたいという現場の要望があるのも事実だ。

しかし、Microsoft Online Servicesに対応していないメーラからはMicrosoft Online Servicesのメール機能は使えない。そんな場合の対応策が、POP設定の有効化を申請するという方法だ。

Microsoft Online Servicesでは、2009年10月の変更でPOPでメールサービスを提供するサービスを始めている。2009年8月にはSMTPリレーの提供も開始。この2つを組み合わせると、POPに対応した既存のメーラからMicrosoft Online Servicesのメールアカウントが利用できるようになる。

POPの設定は管理センターから行えるものではなく、基本的にテクニカルサポートに電話をかけて申請する必要がある。「テクニカル サポートに問い合わせる」に掲載されている日本のサポートセンターに電話して、POPの設定を申し込めばいい。

受付自体は年中無休だが、日本にいるスタッフが対応できるのは平日の9時から17時までとなっているため、対応時間内に連絡をした方がいい。同様の申請は管理センターから「サポート」→「新しいサービスリクエストの作成」から申請することもできるが、非常に丁寧に対応してもらえるので最初の申請は電話サポートの方がおすすめだ。電話サポートで詳しい説明を聞き、2度目以降に管理センターから申請すると事がスムーズに運ぶだろう。

管理センターからPOP設定を申請する - 本文は日本語で入力しても大丈夫

POP設定は一旦米国に申請をおこなうため、適用されるまで数日かかる場合があるという。有効になると米国から直接有効にしたという旨のメールが届くようだ。念を入れる場合は、だいたい申請から10日ほどみておいた方がよさそうだ。今回は有効化が間に合わなかったため、具体的な活用法については次回に紹介したい。

POP設定の申請時には基本的にどのアカウントでPOP化するかを指定する。POP設定を解除するのも同じように申請が必要になる。サポートに逐次連絡する必要があることを考えると、有効にするにはあらかじめ運用計画を練っておいた方がよさそうだ。

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