当期の仕訳の入力が終わったら、決算書を作成することができる。決算書は、法人および個人に対応し、決算書に必要な項目を入力するだけで自動的に作成される。個人の場合は、確定申告の際に税務署に提出する青色申告決算書または白色申告収支内訳書をOCR用紙に直接印刷することもできる。さらに、個人の場合、確定申告書Bを作成・印刷するソフトも別途提供される。
固定資産、回収/支払予定、資金繰りなどの管理機能も充実
弥生会計は、導入や操作がかんたんなだけではなく、会計ソフトとしての管理機能も充実している。固定資産台帳では、固定資産の取得、償却、除去等を、個別に管理することができる。設定によって当期の償却金額や残存価額などが自動的に計算され、仕訳として計上することも可能。
その他に、売掛金の回収予定や買掛金の支払予定、手形管理、資金繰りのシミュレーションなどの管理機能も充実している。
弥生シリーズには、販売管理の「弥生販売 10」、給与計算の「弥生給与 10」があるが、弥生会計は、これらのソフトから書き出されたデータを仕訳として取り込む機能がある。基幹業務のソフトを弥生シリーズで揃えれば、さらに業務の効率を上げることができる。
簡単取引入力や仕訳アドバイザーなどで会計の知識を補完
簿記や会計の経験がない人のために、仕訳を意識せずに取引を入力できる「簡単取引入力」や仕訳の内容がわからないときに、キーワードや科目から仕訳例を検索できる「仕訳アドバイザイー」といった補助機能も充実している。また、映像と音声で、導入の指導を行う「導入アドバイザー」も付属している。 機能面のみならず、導入・運用にも十分配慮され、WEBサイトと連携したサポート体制も充実しているので、安心して「弥生会計」を導入することができるだろう。