「JO-ZERO」、神矢先生とともにいきなりのデビュー戦!?
発表会の後は、開催場所となったアールティが主催するロボット大会「U1K」も行なわれた。U1Kとは"Under 1Kg"の略で、文字通り1kg以内の人型二足歩行ロボットを参加資格とする競技会だ。第1回は2009年1月18日に同店で開催されたが、今回は発表会に合わせて急遽告知され、「第2回U1K JO-ZERO争奪戦!!」と銘打ってバトルカップを開催。全12体が参加し、優勝者の賞品として提供された「JO-ZERO」をかけて熱い格闘バトルを繰り広げた。
トーナメントには神矢先生もJO-ZEROで参加。近藤科学の「KER-2HV」などは所有しているがこうした大会への参加は初めてのようで、操作に慣れるのに苦心されていたが、中村社長のレクチャーを受け、熱心に試合前の練習に励んでいた。
「第2回U1K JO-ZERO争奪戦!!」ここに開催! 優勝者には「JO-ZERO」のキット一式が贈呈される |
トーナメントに参加したのは全12体(JO-ZEROはシード機として2回戦からの参戦となった) |
かくして、神矢先生とJO-ZEROのデビュー戦(?)のお相手となったのは、1回戦を勝ち上がったUE村工房のUE村氏が操るhpiジャパン製「G-ROBOTS GR-001」、その何も「私物一号」。実はUE村氏、GR-001と非常に関わりが深い人物なのだが、今回はJO-ZEROの話なので詳細は割愛させていただく。
なお、前出のように、JO-ZEROには"RS304MD"というサーボモータが搭載されているが、これはGR-001にも使われている。JO-ZEROは言わばお得意様というか身内というか……という訳で、UE村氏としてはなかなかに微妙な立場での対戦となったようだ。
しかし試合が始まれば情けは無用。この日用意されたJO-ZEROには歩行以外はパンチと起き上がりの基本モーションしか入っていない状態、しかも神矢先生は初めての試合とあって、G-ROBOTSの特性を知り尽くしたUE村氏の「私物一号」の素早いアタックに序盤から2ダウン。つかみ攻撃には動じず逆に1ダウンを奪うも、最後はリング隅に追い詰められスリップし、そのままリングアウト。惜しくも初戦敗退となってしまった。試合後の感想を聞かれた神矢先生は「よくわかんないな(笑)」と一言。気づいたら終わっていた、という感じだったようで、次の機会には猛練習して望みたいとのことだった。
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勢いに乗ったUE村氏はなんと優勝!! 賞品の「JO-ZERO」目録を手にした |
その後も大会は続き、結果は、JO-ZEROを破った「私物一号」が見事優勝。観客や参加者からのブーイングの中、UE村氏は「皆さん、ごめんなさい!」とコメントしつつ、神矢先生より優勝賞品のJO-ZERO目録を受け取った。どうやらこのJO-ZEROは「私物二号」として活躍することになりそうだ。